器の大きな人間になるための条件
“生涯を貫く自分の軸を明確に持っている“
ぶれない、変節のない人間になる。軸とは、信念や人生の目標などがはっきりすることによってできる、人生の柱になるものである。
“権力なくして目的は達成できないことを知っている“
権力思考は人として大切な要素である。仕事のできることは、器量人にとって最低の条件である。欲張りであるべきだが、欲張りすぎてはいけない。常に物事の裏側を見抜ける冷静さを持っていることが大事。
“安っぽい餌に飛びつかない安定感がある“
用心深いことが大切。何にでも食いつくのはだめ。気品、品格が大切、余裕がある。
“本業で勝つのが人生の基本と心得ている“
本業を持っている。立派な本業があり、この点においては、周囲もこの分野の第一人者として認めている。本業こそ、その人の人となりを表す。
“人生において、一度はつらく恵まれない体験をしている“
辛酸をなめたことがある。人は苦しい経験を経て大きく成長する。失敗や不安や自信喪失が時には必要。つらい経験や失敗を通して、人間の心の動きを知っている。
“反感を買い、孤独になっても耐え切る勇気と度胸がある“
度胸があることこそ器量人の大切な要素。一人になっても動じない、万人を敵に回して平気な強い心を持つ。
“けじめが必要な時はきっちりとつける“
けじめをつける。切り替えが必要、頭を切り替える速さと踏ん切りのつけ方が大事。気分転換や頭の切り替えがすばやくできる。
“正義感を振りかざさない、思いやりが深い“
人の痛みがわかることが大事。正義感を振りかざす人は、優しさがないことが多い。退路を断って人を責めてはいけない。ただし正義感は持っている。
“妥協点を見つけ出すのがうまい“
交渉がうまい。意地を通さないで、妥協点を探るのは大変。これができるのは器量人。人は誰でも意地を通したくなる。妥協して、人の意見を入れることができるのは、まさに器量。
“気前が良い、お金の使い方がうまい“
気前が良い。気前が良いことの基本は優しさ。器量人は優しくないといけない。ケチであってはならない。人を育てるためにお金を使うように、後で生きるようなお金の使い方をする。
“即実行“
人の頼み、仕事、などすべてに、迅速性が求められる。器量人はすることがとにかく早い。人の頼みはすぐ実行してくれる。
“自分の長所、他人の長所を見出すのが上手“
プラス思考で人や物を眺めて、良い点を見つけることによって自らの道を開く。
“強い気持ち、前向きな気持ちを維持できる“
動じない、ぶれない、そして常に夢を持ち、前向きであることこそ大事な要素である。そして器量人の多くは明るい人格を持っている。