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夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#51

ちょっとしたことで、人となりがわかる100の例(1〜33)

 

『人はちょっとしたことで本心を見せることがある。これを見逃さず観察することが大事である。案外小さなことが、大きな意味のあることとつながっているものだ。だから人の小さな仕草や言葉に、その人の「人となり」が現れることが多い』

 

大げさな人・・・気が弱い

大胆に見える人・・・細かく神経質

調子の良すぎる人・・・誠意がない

安請け合いする人・・・実行する気がない

人をおだてる人・・・狙いがある

お世辞を言う人・・・心を許していない

極端な楽観や悲観になる人・・・無知であることが多い

とても明るく振る舞う人・・・隠し事がある。自分の中に人に見せたくない部分がある

暗い人・・・逆恨みをすることがある

感心ごとを言う人・・・自分を認めてほしい

背伸びしたがる人・・・足元が危ういことが多い

普段口数の少ない人・・・ストレスをためている

人のことを意識的に無視する人・・・実はその人に大きな関心がある

小さな罪を犯す人・・・やがて大きな罪を犯す

地道な努力をする人・・・ホンモノであることが多い

スタンドプレイの多い人・・・非力で実力が乏しい

自己評価を気にし過ぎる人・・・必ず裏がある

こつこつと積み上げる努力ができる人・・・最後に成功する

余裕のない人・・・自己中心になりがち

友達付き合いのうまい人・・・精神的に弱い

優しい人・・・勝負弱い

苦い経験のない人・・・人として味わいのないことが多い

本当に苦しい時にいつも通りの人・・・真価に耐えられる人

苦労したことの少ない人・・・「いざ」に弱い

苦しい局面で正確な判断の下せる人・・・人物である

親孝行な人・・・心が優しく正直である

さりげなく手を貸してくれる人・・・本当に優しい

口のうまい人・・・誠意がないことが多い

目標や夢のある人・・・道を踏み外さない

我慢強い人・・・攻めることより守ることを得意とする

せっかちで短気な人・・・攻めることや変革することを得意とする

つじつまの合わない話をする人・・・避けた方が良い

嫉妬や羨望を持つ人・・・努力をしない人が多い

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#50

人の心を見抜くやさしい方法

 

『人はみな、他人に対して何らかのポーズをとっている、人に見せたいことは強調し、見せたくないことは隠し、自分がより良く思われることが自分の幸せに結びつくと思っている。その点こそ、つまり、見せたくないものこそが、その人物の真の姿を見るためのキーポイントになっている。だから人と接する時、次にことを忘れてはならない』

 

人は見せていることと反対のことが、その人物の中に必ず存在する。

人は自分の願望を自分の姿に投影して表現している。

人は見せたくないものは必ず隠している。人が隠しているものにこそ、その人の本音がある。

 

●人を見抜く三要素

人を見ることはむずかしい。人は考えていること、感じること、道徳観、行動の規範など、どれも違うからだ。普通誰しも自分を基準に人の心を推察するが、これでは人の心は読めないに決まっている。そんな時の大事なポイントが三つある。

 

①虚飾を見抜く(言葉や態度や商品は飾られているから、鵜呑みにはできない)

派手で華やかに見える人の懐は、火の車のことが多い。

優しい言葉、親切な言葉は裏があることが多い。

心地よい言葉で近づいてくる人は、必ず狙いがある。

育ちのよさを自ら言う者は、虚飾である。

知り合いに有名人がいると言う話は、一種の虚飾である。

あまりに派手な人と、あまりに虚栄の人は破滅する。

豪放磊落な大物ぶりで振る舞う人は、虚飾である。

力のある人や組織をバックに持っていると言う人は、ほとんど非力な人である。

ブランド品の高級な服装ばかり着る人は、案外金持ちではない。

形から入る人は幼い。

身なりの清潔さや、こだわりのお洒落は虚飾ではない。

あまりに良い話は、虚構である。

世の中に、いわゆる「棚からぼた餅」はない。これを期待してはいけない。

人前で忙しさを強調したり、自己の成果を強調する人は、さほどの人物ではない。

人の成果を横取りする人は、極端な自分本位である。

自然体で去勢を張らない人が、真に実力がある。

 

②矛盾を見抜く(言葉や行動に矛盾がある時は、必ず何かが潜んでいる)

自分勝手な人の親切。

普段おとなしい人が自己主張をする。

毅然としている人が急に甘える。

優しい人が冷たくなる、事務的になる。

ケチな人がご馳走してくれる。

なにやら急に優しくなる人。

必要以上の寛大な措置をとる。

条件の良すぎる商談を持ってくる人。

競争相手の親切。

親切過ぎる応対をする人。

予想以上に惚れてくる異性。

あまりに安すぎる商品。

あまりにも得な儲け話。

部分的にシビアでも結局甘い話をする人。

 

③損得を見抜く(人間は損得で行動するもの。誰が得をするかを考えれば正体がわかる)

妙な話は損得で分析すると謎が解ける。

損得がらみの話を持ってくる人は要注意。

誰が得をするかを考えると犯人がわかる。

損する方向で動く人間はまずいない。

先に損しても良いという考えの人が大物になる。

自己主張ばかりしないで損切りできる人は本物。

得することばかり考える人は大きく儲けられない。

 

自分に自信があって、自尊心が強い人は騙されやすい。

油断している人・・・自分のフィールドを他人任せにしている人は騙されやすい。

育った環境が良すぎて苦い経験の少ない人は騙されやすい。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#49

古人の言葉(後編)

 

人生は道路のようなもので、一番の近道は普通最も悪い道である。

小さな可能性でも、近づいてみると大きな可能性になって目の前に現れる。

欲望というものはさらなる欲望を引き起こす。それはブレーキの壊れた車のように人を破壊に導く。

人を認め、人に譲ることで、新しく幅の広い、歩きやすい道が目の前にできてくる。独り占めせずに、分け与える精神こそ上に立つ者の必須条件。

素早い行動と、機敏な決断が、絶体絶命の危機から脱出できる条件である。

 

人を見て三つの長所をすぐにあげることができる。自分を見て五つの長所を上げることができる。こんな習慣こそが大きな器を作り出す。

人の欠点を見つけ出す人間より、人の長所を見つけ出す人間の方が幸せである。

嫉妬心と羨望は、人間の心の動きの中で最も自然で醜いものの一つである。

優しさ、思いやり。自分は持っていると思っている人間の多くは持っていない。

 

先手必勝。昔から第一の戦法であった。

物事を大きく見る、大局観を持つ。これは男子には絶対必要なことである。誰よりも早く始める。これが成功の秘訣である。

飾らず、自然に生きることこそ上手に生きる極意である。

吾唯足るを知る、適切に満足することが人生を幸福なものにする。

 

損をすることと、人を許すことは同じである。どちらも器が大きくないとできない。

本当の優しさは目に見えない。何年も後になって、しみじみとわかるものである。

乱暴なようでも常にプラス思考を貫いていると、本当に夢のような素晴らしい現実が目の前に広がる。

猜疑心は疑心暗鬼を呼び、疑心暗鬼は身を滅ぼす。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#49

古人の言葉(前編)

 

自分自身に惚れ込んだことがない者には、運は微笑まない。自分の運を愛さない者には、運は微笑しない。

あるのは目標だけだ、道はない。われわれが「道」と呼んでいるものは、ためらいにほかならない。

自由には義務という保証人が必要だ。それがなければ単なるわがままとなる。

欲望を持つことが、少なければ少ないほど幸福になるだろうと昔から言われているが、しかし、これは間違った真理である。

女、酒、唄のどれも愛せぬ者は、生涯愚者と言われても仕方がない。

チャンスは貯金できない。

 

一般的に言えば、愛される者に対してより、恐れられるものに対して、人々は一層よく服従し、心から従う。

金を失うことは小さく失うことである。名誉を失うことは大きく失うことである。勇気を失うことはすべてを失うことである。

怒りは常に愚行に始まり、悔恨に終わる。

 

「道はオレが開いてやる。開けるだけ開いてやる。後の始末はしてくれよ。」という考えでなければ、何事もできない。

高く登ろうと思うなら、自分の足を使うことだ、他人によって運ばれてはならぬ。人の背中や頭に乗ってはならない。自分の力を信じないものは高みにはいけない。

 

長所も短所も天与の個性、持ち味の一面、自惚れず、嘆かず、大らかにそれらを活かす道を考えよう。

人の運命を決定するのは、その人がいかに自分自身を理解しているかと言うことである。自信はそこから芽を出す。

苦しみは人間を強くするか、それとも打ち砕くかである。その人間が、自分の内に持っている素質によって、どちらかになる。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#48

ヒントになる99の言葉(67〜99)

 

実を避けて虚を撃つ。戦や商売に勝つ極意。

喧嘩はしてはいけない、疲弊と困窮と絶望を招くことが多い。

人は話に自信がないと、むずかしい言葉を使う。優しい言葉で話す人こそ本物。

何事も落ち込む時は、徹底的に落ち込んだほうが立ち直りが早い。

何事も真似ているうちに本物になってくる。

人は認めてくれる人の前ではやる気が出る。

大きな目標より小さな目標を次々達成する方が、やる気が出る。

人間は関心が強すぎると必ず無関心を装う。

忙しがる人ほど仕事に自信がない。

話の語尾を繰り返されると、それだけで受け入れられた気持ちになる。

組織やチームは、非凡揃いより平凡揃いの方が強い。

人は現状に不満があると、思い出を美化する。

人は後ろめたいことをした後は、サービス過剰になる。

とても都合のいい話があるわけがない、必ず裏がある。

用心と計算は後回しにしてはいけない。

120%の勝算がある時は、迷わず進め。

人を批判するのは、己に同じ要素があるから。

人を見たら、まず長所を探せ。

頼まれたことはすぐ実行せよ。人に信頼される。

退く勇気こそ、最も大切で重要でむずかしい勇気である。

人生には好機が必ず三回ある、見極めて逃すな。

好機はそれを待ち望んでいる人にのみ訪れる。

良い思い込みは大きな武器になるが、悪い思い込みは命取りになる。

実直な人は付き合いにくいが、長い友人関係が築ける。

人にお金を貸すな、貸すなら与えろ。

人生の師を持て。

部下に叱られ役を一人でも作れば、組織はまとめやすい。

繰り返し唱えることだけで、夢は現実のものとなる。

一生の間に、心を打ち明けられるパートナーや友を三人持てば幸せである。

過去を見ない、前だけ見て進める人生は最高の人生。

男は肉親との死別の時以外、悲しい涙は流してはいけない。

奇跡は信じる者にのみ起きる。

三十六計逃げるに如かずは、最高の戦術である。

(67〜99)

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#48

ヒントになる99の言葉(34〜66)

 

猜疑心は早く解決しないと身を滅ぼす、疑心は暗鬼を生ず。

失敗を恐れるな、特に若いうちは。

部下の機嫌をとるより仕事に専念させよ、部下が育つ。

リーダーは誰よりも早く出社せよ。

部下にはわかりやすい丁寧な説明をせよ。

自信のある人ほどアドバイスに耳を傾ける。

潜在意識こそ、人に偉大なことを成し遂げさせるものだ。

愚痴を言わない、人を非難しない、人に恩を着せない、幸福に生きるための三つの条件。

人を説得したいなら、何も言わずに相手の意見や話を徹底的に聞け。

人に甘える心があるなら捨てよ、自分が弱くなる。

自分の意見を決して変えないのは、馬鹿と死人だけ。

虹を見たかったら、雨は我慢せよ。

常に何が大切かを考えて、優先順位をつけよ。

物事を素早く成し遂げる最大のコツは、早く着手することだ。

欲が深いことは人が大成するうえで重要である。

「いいかげんさ」は、バランス感覚を身に付けるうえで重要な要素である。

向上心がある時こそ、人はまさに成長している。

人を許すことこそ、最も大切な人間らしい行為である。

自分の考えを曲げない人の周りには、同じように考えを曲げない人が集まる。

人の欠点が最初に目についてしまう人は、不幸である。

優しい環境に育った人は、厳しい環境には弱い。

自信のない人ほど、外見や人の評価にこだわる。

人の話をよく聞くことから、上手な説得力が生じる。

決断は早いほど有効である。

お金があるよりも、情熱がある方が間違いなく幸せである。

親孝行な人は思いやりがある。

腹を立てて得することは一つもない。

夢には日付と具体性が必要である。

本物は決して格好をつけない、いい格好をしない。

自分を傷付けるものは、実は自分自身である。

どんな不安にも原因が必ずある、正体が判れば不安は消える。

一か八かの勝負は決してするな。成功してもその後に、必ず失敗が来る。

リーダーに必要なものは「智、信、仁、勇、厳」。

(34〜66)

 

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#48

ヒントになる99の言葉(1〜33)

 

『今までの人生で出会った参考になる言葉を列挙しよう。これらの言葉でどんなに勇気づけられ、どんなに助けられたことだろうか』

 

遠くから見ると針の穴のような可能性も、近づくと糸を楽に通せるようになる。

本当の優しさは、今すぐには誰にも気付かれないものだ。

人の価値は、その人の引き際でよくわかる。

人生に迷ったら、好きな道へ行くか、きつい登り道を選ぶのが良い。

人の能力を理解し、利用できた時、一流のリーダーになる。

自己暗示は、夢の実現に最も必要なものである。

夢を成し遂げることが、当然のことと思った瞬間に夢は実現する。

嫌いな人を遠ざけるな。

自我を通さず、人のいうことをよく聞くことこそ、人間関係の基本。

否定的な考え、マイナス思考は、何一つとして事態を好転させない。

いつも明るく人の話をよく聞く人は、人に好かれる。

人を認めることができなければ、人を使えない。

男は自分を認めてくれる人のために死ねる、女は喜んでくれる人のために死ねる。

表面を飾っても意味がない、世の中の多くの人は中まで見通しているものだ。

自分を真剣にほめてくれる人がいるのは、人生で最も幸せなことだ。

無駄なお金を使え、でも本当に無駄なお金は使うな。

自分に仕事があることを、第一に感謝すべきである。

明るいだけで、人は魅力的に見えるものだ。

アドバイスや忠告は、十回に一回ほどしか聞いてもらえないものだ。

人は自分の身勝手さが傷付いた時、心が傷付いたとよく言う。

食べ物の好き嫌いの多い人は、人間にも好き嫌いが激しい、好き嫌いは無くすべきだ。

男にとってお金と異性のトラブルは、命取りになる。

福をもった人と一緒にいると、なぜか自信がわいてくる。

楽あれば苦あり、山あれば谷あり、冬あれば春あり。

部下には、できる限り多くの仕事を与えるべきだ。

世の中は結果のみを評価する、過程などどうでもいい、甘えるな。

人に対して妙に優しい時は、自分に弱みややましさがあることが多い。

自分の力量を正確に把握できれば、その時々の自信が生まれる。

自分の力がどれほどかを知る最も優しい方法は、自分が今まで何をなしたか振り返ってみることだ。

どんな時代でも、時勢に合った事業は必ず存在する。

良い人材は、大事な仕事をさせるほど良く育つ。

リーダーは好かれるより、恐れられるほうが得である。

嘘を言ってはいけないが、本当のことを言う必要はない。

 

(1〜33)

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#47

偉人たちの心に残る言葉

 

「参考のために歴史上の人物たちの残した言葉をあげてみよう。何かの役に立つことがあるはずだ』

 

人を許す力量のない者に人を愛する力もない。___ルーサー・キング

どうしても手に入れたい相手は放任せよ。それで戻ってきたら一生貴方のものになるから。戻って来なかったら、初めから貴方のものにならない相手だったということを理解せよ。___諸葛孔明

本物の男になりたければ、大勢を相手にして立ち向かわねばならない。___ロマン・ロマン

確実に愛される唯一の方法は、相手を愛さないことである。___ロシュ・フーコー

うまくやりたければ自分でやれ。___ナポレオン・ボナパルト

雨がなければ虹を見ることはできない。___ヘレン・ケラー

ありのままの自分を出すほうが、自分を偽って見せるより得るものが大きい。___ロシュ・フーコー

恨みと嫉妬はなんの役にも立たない感情である。___リズ・スミス

勝つためには、勝つしかないという気持ちで戦うことだ。___ロビンソン

三振するかもなんて絶対考えてはいけない。___ベーブ・ルース

すべての場合を疑ってかかれ。ただしそのことを人に知られるな。___チャールズ・シモンズ

笑うこと、ニコニコすることが何より大事。不幸が逃げていくから。___エラフィッツ・ジェラルド

魅力的な人はみなどこかに神秘を持っている。__ジャック・レモン

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#46

紙芝居のおじさん

 

健介は週に三回、銭湯前の広場にあるヒマラヤ杉の下にやってくる紙芝居が大好きだ。何が好きかと言うと、黄金バットの大活躍の話はもちろんおもしろいが、それよりおじさんと話をするのが好きだった。

「健ちゃん、今日は何がほしいんだい?」

「今日は水あめが欲しいの・・・ねえ、おじさんにいいものあげる」

健介はポケットの中に手を入れながら自慢げに言った。

「何だい、健ちゃん」

「ドングリ、テッポウドングリ、こっちの丸いのがオカメドングリ。学校の裏山で採ったの」

「たくさんあったのかい?」

「うん、たーくさん拾ったよ。全部で百個以上あるよ。マッチ棒をさして、コマを作るんだよ。よく回るんだ。すごくいいコマができるよ。おじさんにもあげるから作ってごらん」

「ありがとう。健ちゃんはどんぐり採りの名人だね」

「うん、また採ってくるね。秘密の場所、知ってるからね」

「そりゃあ楽しみだ。また頼むよ」

うん、今度はもっと大きいのを採ってくるね」

健介はいつもこのおじさんに褒められると自信がわいてくる。なんでもできるような気持ちになってくる。ますますその日の出来事を話したくなるのだ。夢中になって話す健介を、ニコニコとうなずきながら眺めてくれる。

「じゃあ、黄金バット前回のつづきー、始めまーす。黄金バットは、我が身に迫った絶体絶命の、この危機からどうすれば脱出できるのでしょうかー?」

健介はこのおじさんの紙芝居を始める時の得意顔が好きだった。少し天を見上げた顔、空に向かって叫ぶような、その話し方がいかにも芝居がかっていておかしかった。

そんなおじさんがある日を最後にぱたりと姿を見せなくなった。

そしてしばらくすると、別なもう少し年の若いおじさんに代わった。

新しいおじさんの紙芝居もとてもおもしろかったが、健介には何か別の「黄金バット」を見ているような感じがした。さびしさだったのかもしれないが、どことなく物足りない気持ちがしてつまらなかった。

それからひと月たった頃、あの紙芝居のおじさんが病気で亡くなったことを聞いた。

「あんなに僕の話を聞いてくれた、あんなに僕を励ましてくれたおじさんがいなくなるなんて」

健介はこの時初めて深い悲しみを知った。かけがえのない人を失った悲しみを強く感じた。こんなに悲しいことってあるんだと思った。

あのおじさんの「わっはっはー」と笑う黄金バットの笑い声が、いつまでも聞こえてくるような気がしてさびしかった。

健介にとって、このおじさんの存在はかけがえのないものだった。健介のポケットの中には、おじさんにあげる予定のドングリがたくさん入っていた。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#45

男前の条件

 

『一人前の男になろう。さらに欲を言えば一流の男になろう。一流の周りには一流のものや人が集まるからだ。だから常にこのことを心にとめておこう』

 

チャレンジ性があり、物事に挑戦する意気込みがある。

変化を望む。

気前が良い、ケチではいけない。

損をすることができる、そのうしろの大きな得が計算できる。

勇敢である、度胸がある。

努力家である、努力しないで虫の良い結果を得ようとしない。

冷静に物事の裏側が読める。

目下の人を可愛がることができる。

短気を起こしてすぐ怒らない。

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