夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#4
リーダーシップを持ち、人を育てること
『教育とは隠れた才能を引き出すこと。それぞれの得意分野を見つけ、それを活かすことがリーダーの役目。そうやってリーダーが人を育て、チームワークを良くしないと、大きな仕事はできない。今の若者は大変なことを避けて気楽な生活を希望する人が多い。しかしそれでは世の中を良くして人を助けようという英雄は生まれない。自ら苦労を買って出る気持ちが世のためになっていく』
子育てと部下教育はほとんど同じ、ほめながら待つことが肝心。
して見せて、言って聞かせ、させてみて、ほめてやることで人は育つ。
優しく、厳しく、楽しく、そして競争が教育の根本。
夢と希望と自主性を持たせる。しかし放任はかなりリスクがありむずかしい。放任は結果であり、放任では人は育たないから要注意。
楽しく仕事をするためには本人のモラル・意識の高さが必要。そして、仕事が楽しくおもしろくなれば、人は自然に育つので、まずは興味を喚起するような仕掛けが必要となる。
子供と親、部下と上司の間にはきちんとした線引きが重要だ。妙に親しくなれ合いの関係からは何も生まれない。厳しさだけでもダメだし、優しさだけでもダメだ。両方があってこそバランスの良い教育ができるものだ。
我慢や苦い経験は必要だが、同時に楽しい経験や成功経験も人を育て伸ばすためには必要だ。だから若い時にはたくさんの失敗経験と同時に、同じくらいたくさんの成功経験をさせるべきである。
リーダーの重要な役目の一つに部下教育がある。そして強い組織を作るためには、部下に人気のある愛されるリーダーにならないように努めることが大切である。愛されるリーダーは決断が鈍り、彼が率いる組織は弱体になることが多い。本当のところは恐れられるリーダーのもとで強い組織が作り上げられるものだ。なぜなら愛されるリーダーは大事な決断の時、愛してくれる部下の顔が次々浮かび厳しい決断ができなくなるからである。言い換えれば、組織を理性でまとめるのではなく、情でまとめると弱くなるということなのだ。さらに、優しくて愛されるリーダーの下では、部下はばらばらに、自己主張をするようになってしまうことが多いからだ。
そんな苦労までしてリーダーにならなくてもよいと思うかもしれない。ただはっきりしたことを一つ言っておくと、トップとナンバー2では経済面や人間関係や行動する世界が全く違う。トップにしか経験できないことがたくさんあるのだ。小さな組織だったとしても是非トップになるべきである。君の人生は一度しかないのだから幅広い世界を知ることができれば、今より多くの人や物と出会うことができるのだ。