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合格する子、させる親#13

6年生の下半期はいよいよ受験に向けた実践訓練が増えてきます。

そこで今回は「上手な模試の活用法」を偏差値60以上の進学校に合格された方100人に伺いまとめました。

 

①偏差値・合格率に必要以上に拘らない

・学校別オープンでない模試では偏差値に拘らず、「日頃の勉強によって何ができるようになり何ができていないのか」の抽出作業だと思ってくださいと先生にご指導いただきました。Oさん
・「小学生の場合、様々な要因によって平気で偏差値10〜15は変わります」という塾からの話を参考にしました。Nさん

 

②正答率の高い問題の正誤を重要視する

・正答率50%以上の問題は必ず正解する。そこに正答率30%程度をいくつかできるようにしておけば必ず受かるという先生のアドバイスを意識して学習をしました。Tさん

 

③結果が良かった時はオーバーに子供に伝える

・“合格率80%以上”という数字を目にしたことで自信になり、行動力が増したように感じました。Hさん
・前年度の合格域の順位だと伝えたところ、翌日から別人のように勉強に取り組みだして驚きました。Sさん
・悪かった時は「何が原因でこの数字になったのか」を理解させることで、子どもが自信をなくすことを防止しました。Mさん

 

中学受験を控える小6の皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#12

面談等の際に、保護者の方から最もよくご相談を受ける内容の一つが
「どうしたら算数のテストでミスをなくすことができるのか」ということです。

そこで今回は、しどう会講師に
「 算数のテストでミスをなくすためには」という質問をぶつけてみました。
ぜひ参考にしてみてください。

 

①テストでは全て解き終わらなくても見直しの時間を作る

・「残り何分になったら見直しをする!」などの、マイルールを持つこと。
・解いたらすぐに見直す癖を。
・解いた流れをなぞるのはNG。別の方法で計算してみよう!

※上記を可能にするために圧倒的な計算力を身につけよう!

 

②テスト時間は有限。マイルールに沿いマストな問題の見直しを

テストには制限時間があるため全てを見直せるわけではない。
マイルールに沿って“見直すべき問題のみ“を見直そう!

マイルール例>>>

(1)問題を解きながら、◯△✖️などで「自信がある度」のランク付をする。
◯…自信のある問題
△…少しあやしい、自信がない問題
✖️…わからない、勘で解いた問題

(2)◯印のみを見直しする。
自信がない問題を見直ししても、そもそも自信がないのだからあまり意味がない!

 

③練習を積み重ねミスをたくさん経験する

ミスの最大の原因は「ケアレス」ではなく、練習不足だと考えます。
例えば、プロゴルファーとアマチュアゴルファー、算数の先生と受講生のミスの確率を考えた時、なぜ「上手な人」はミスをしないのでしょうか。そもそもの実力が違うからではありませんか。
テストでミスをすると「どうしたら我が子はミスがなくなるのか?」と考えてしまいがちですが、そもそも「まだミスをする実力なんだ」と考えれば納得がいくのではないでしょうか。ミスをしないレベルになるまで練習を積むのが最大の対策だと思います。

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#11

中学受験を見据えて幼少期から習い事をさせているご家庭は多くいらっしゃいます。お子様の為になり、どうせなら中学受験に役立つような習い事をさせたいと思われますよね。

今回は、偏差値60以上の進学校に合格された方100人に、どんな習い事をしていたかアンケートをとり1位から5位までまとめました。

 

5位・ピアノ

・楽譜を覚えて、両手足で異なる動作をする必要があるので記憶力がつきます。Hさん

・発表会もあり、大一番に強くなる。Uさん

・一度中断してもまた続けられる習い事です。Eさん

 

4位・英語

・ネイティブの発音が聞き取れるようになりました。Tさん

・時間の都合で小2で英語のスクールはやめてしまいましたが、中学に上がってから、英語への苦手意識がなく勉強できています。Aさん

 

3位・バレエ

・息子はバレエをやっていて、女の子の輪の中に入るためコミュニケーション能力が高くなり、集団行動ができるようになりました。Kさん

・型が多く覚えることも多いので記憶力や集中力がつきます。 Mさん

 

2位・スイミング

・体力がつき、疲れにくい体を作ることに繋がったと思います。 Sさん

・水にリラックス効果があるのでストレス発散となったようです。 Yさん

・友達と一緒に泳法を覚えるので競い合いの楽しさを知ることができた。 Oさん

 

1位・公文

・コツコツ頑張る精神力が育つと思います。Hさん

・計算力がつき、計算の基礎を固めることができます。I さん

・先取りの勉強もできるので、子供に自信がついて前向きに勉強に取り組めました。Mさん

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#10

いくつかに絞った志望校の中から実際に受験する受験校を選択する際、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか。

受験校を選ぶ際どんなことに留意されたか、偏差値60以上の進学校に合格された方100人に伺い、トップ3をまとめました。

 

『受験校の選び方』

①1月校は、必ず受かる学校を1つは入れる

・試験慣れのために受けました。Kさん

・必ず受かる学校を選び合格しておくことで、子供が自信を持った状態で第一志望の学校に臨めるので受けておきました。Tさん

 

②いろいろな結果に対応できる柔軟な入試スケジュールにする

・甥っ子の経験(甥っ子は残念ながら連日不合格となってしまい日を負うごとに自信をなくして本来なら合格できる学校もダメでした。)を参考に様々な偏差値帯の学校を受験できるよう、同日校の願書を複枚出しておきました。Yさん

 

③偏差値に捉われ過ぎない

・家庭会議で、進学後の学校生活を考えたときに、背伸びをした学校で劣等感を感じないよう、自信を持てる(校内順位で上を目指せる)学校を最終的に選びました。Hさん

 

中学受験を控える小6の皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#9

中学受験に向けて動き始めたものの、実際どんなことをやればいいのかわからないという方もいらっしゃると思います。

今回は偏差値60以上の進学校に合格された方100人に、各ご家庭で「毎日やってよかったこと」を伺い、そのT O P3をまとめました。

 

『毎日やってよかったこと』

①計算

・毎日やり続けたことで計算力がつきました。Nさん

・計算が速くなったので、テストでも苦手な問題や難しい問題に時間を割ける。Fさん

 

②漢字

・どんどん先取りができるので、小4のときには小6までの漢字をマスターすることができた。そのぶん余った時間を他の勉強に充てることができた。Oさん

・訓読みと意味を覚えることで、知らない熟語の意味を推測できるようになった。Tさん

 

③新聞

・世の中のことに興味を持ち知識や話題が増え、家庭での会話にも、社会的内容の話題が上がるようになりました。Iさん

・語彙力がついた。Tさん

・テストの文章問題に強くなり言葉や文章への苦手意識が徐々になくなりました。Hさん

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#8

志望校を決める際に、何を考えどんな風に決めたらいいのか、悩む方も多くいらっしゃると思います。

志望校を決める際、どんなことに気をつけ、どんなことを重要視したか等、偏差値60以上の進学校に合格された方100人に聞いてみました。

 

『志望校の選び方』

①「本当に行きたい志望校」には足を運ぶ

・学校の様子や雰囲気を子供が肌で感じることにより、入学後をイメージできます。それにより、受験に向けて気持ちが高まりやる気が上がりました。Yさん

 

②抑え校の選び方

・「小学生の場合、本人の偏差値から10下げた学校でも確実とは言い難い」という先生のアドバイスを参考に選びました。Oさん

・緊張や受験日のコンディションで、いつもの正答率に届かないこともあると考え抑え校を選ぶに至りました。Kさん

 

③同じ偏差値帯ばかりで選ばない

・ほとんどの人が同じ偏差値の学校ばかりを選び11月〜1月受験校の決定(現実との擦り合わせ)時に、候補不足に慌てるというアドバイスから、偏差値を5刻みに3段階ほどに分け、各偏差値帯ごとに、学校の特色を見て選定しました。Eさん

 

中学受験を控える小6の皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#7

子供が成長していく中で必要な力は、机の上での勉強だけでは育むことはできません。日々の生活に習慣として組み込むことで、勉強とともに徐々に効果が出てくるものです。

偏差値60以上の進学校に合格された方100人に「中学受験にも活かせる気をつけていた生活習慣」を聞いてみました。

 

『簡単に学校を休ませない』

・登下校があることで、生活リズムが崩れにくい。Kさん

・子供にとって学校はストレスを発散する場所です。Mさん

・学校行事は子供のあらゆる面を成長させてくれます。机の上の勉強だけが勉強ではないと考えます。Sさん

 

『自分のことは自分でやらせる』

・本人がメモを取るようになり、忘れ物をしなくなった。Oさん

・やるべきこと、やらなければならないことがわかってくるので、自分で学習計画を立てられるようになりました。Tさん

・宿題を手伝っていましたが、親の私が待つことができなかったため子供の考える力が伸びづらかったです。試行錯誤する力を育てるには、自分で考えさせなければいけないと思いました。Aさん

 

『時間やルール、約束を守らせる』

・限定することで、子供の処理能力は勝手に上がります。Yさん

・限界の見定めを、子供自身でできるようになる。Fさん

・我が家ではマイルールを作りマイルールだけは絶対に守るようにしました。Iさん

 

『どんな時もあいさつをさせる』

・会話の始まりにもなるあいさつは、コミュニケーション能力を向上させる簡単なツールであるし、挨拶は礼儀なので当たり前にさせるべき。Kさん

・我が家では、ケンカの翌日でも必ず「おはよう」とあいさつをします。わだかまりが少しリセットされ子どもが聞く耳を持つきっかけになります。Mさん

中学受験を控えるお子様がいらっしゃる皆様にとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#6

理解力・論理力などいわゆる「頭はいい」「賢い」のに、算数の成績が上がらない子をたくさんみてきました。

計算は、反射です。
野球少年がベッドにボールを持ち込み、サッカー少年が机の下でボールを転がすように、とことん数字に触れ数字に慣れることが計算力を上げる近道なのです。

今回、しどう会講師が提言するのは「計算力を上げる方法」です。

 

①計算のパーツ速度を上げる

計算が苦手な子は、計算のパーツが遅く不正確なケースが多いです。
まずは足し算・引き算の1桁同士(繰り上がり、繰り下がり含)を速く正確にしましょう。九九の+−バージョンを覚える感じです。
かけ算は、九九だけでなく10以上の2桁数字のものも覚えると、更にGOODです!

②分数少数の行き来を速く正確に

3/8=0.375のようによく出るものは暗記してもO Kです!その際、ブロックや線分図で、分数と小数のイメージを持てるようにしていきましょう。

③毎日計算をして数字に触れる

1日も欠かすことなく、一定量の計算を解きましょう。毎日数字に触れることが大切です。
どんな日も毎日きちんと継続できるかがポイントとなります。

<毎日続けるコツ(1)>無理のない量を設定する

例えば、歯磨きは面倒ですが子供でも毎日必ずできることです。それは歯磨きが“大したことのない作業“だからです。
もし計算を毎日続けられないのであれば、それはその子にとって、一苦労の量を与えられているためです。

<毎日続けるコツ(2)>やる気のある日でも増やさない

貯金ができると、やる気がない日に油断して、やらない日ができる可能性があります。やらない日を一日も作らない、毎日欠かさないことが一番大事です。

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#5

夏休みには、お子様に色々な経験をさせたい中でも、

積み重ねの勉強を怠らないようにしたいです。

今回の『合格する子、させる親』では、

小4の夏休みに夏期講習の塾の宿題以外でどんなことに取り組んだのか、

偏差値60以上の進学校に合格された方100人にアンケートをとり

まとめたもの3選を紹介します。

 

『小4の夏にやっておきたいこと〜3選〜』

①計算の徹底

・計算力がつくので、やらない理由がない。Mさん

・分数や小数への変換が自在にできるようになるまでやるべきです。Sさん

②図形の先取り

・国語力に左右される文章題とは違い、図形問題は三角形、四角形、円、扇など、直感的に取り組めるため、四年生範囲に限らず先取りを進めました。Tさん

③比・割合の基礎

・先生のすすめで、比と割合の先取りをやりました。Nさん

・問題を解くのに大切な「イメージづくり」に役立つと思います。Tさん

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#4

「中学受験は算数で決まる」と言われるほど重要な科目である算数。

算数が得意になれば算数を好きになり、好きになれば更に得意にしようと自ら学び始めます。

そうなれば、勝手に算数の成績は上昇していくのです。

では、どうしたら算数を得意にできるのでしょうか。

今回、しどう会講師が提言するのは「算数好きになる方法」です。

 

①計算力を上げる

計算が不得意な子のほとんどは、計算力が圧倒的に足りません。計算力を上げるだけでも、偏差値50前後なら到達可能です。そして、分数小数の正しいイメージを持つことと、+−×÷の正しい意味をイメージで持つことが計算力を上げることにつながります。

②図を書いて解く習慣を身につける

生徒さんから質問をされるとき、イメージができないことで問題の把握ができず、解法が思いつかないというパターンの質問が非常に多いです。図を書くことは式を書くことよりも大切です。書かされているだけの式に意味はあまりありません。

③様々なタイプの問題に触れる

「競い合う」競い合いを行うと、負けん気に火が付く子が多いので自発的に問題量を増やします。
「目標を持つ」目標を持っている子は、大人が驚くほど目標達成に対して貪欲です。
「楽しむ」楽しければ好きになり好きになればやり込むので得意になります。

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。