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夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#67

本当の強さと苦境の対処法

 

『上善如水(じょうぜんみずのごとし)という言葉がある。人間の生き方の中で最も良い生き方が、水のような生き方だという意味の言葉だ。確かに水は器によってどんな形にでも変化できるし、長い時間をかければ、水は大岩にも穴をあけるような強さも持っている。そしてこの世のあらゆる生き物の生命を育み、万物に必要とされている。だから昔の中国の人は、水のような生き方が最高の生き方だと考えたのだ』

 

世の中は運不運、好調不調の波が必ずある。だから良い時もあれば悪い時もあり、昔の人は、何をやってもうまくいく雄時と、うまく行かない雌時に分けて考えていた。雄時には活発な活動をするが、雌時にはじっとして時間が経過していくのを待っていたそうだ。

強さには気の強さ、体力の強さ、我慢強さなど、いろいろな強さがある。これらの中で、場面に応じてどの強さが必要かは違ってくる。どんな人間にも必ず強さがある。自分の強さをしっかりと認識しておくことがとても大切だ。

本当につらい時、人は何を考え、何を見て生きているのだろうか。

これは人によって様々だと思う。楽しいことを想像して気を紛らわす人、明るい明日を夢見て生きる人、悲嘆にくれて毎日を過ごす人などいろいろだろう。ただ確かに言えることは、やがて必ず風向きが変わり良い時がやって来るということ。だから「じっと座って風向きを待つ」ことも人生には大切なのだ。

ただしここで言えることは、何も手を打たずに待つのではなく、何らかの方策(例えば船が港に避難するような)は必要だということは覚えておくべきだろう。

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