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夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#87

君が生きていく上で最も重要なこと

 

君が生きていく上で、最も重要なこととは何だろうか。それは君が最も君らしく生きることなんだ。

君が君らしく生きることとはどんな生き方のことだろうか。「無理をせず、自然に生きることが重要だ」と言ってもわかりにくい。

君が君らしく生きることとは、いったいどんな生き方を示しているのだろうか。君らしく生きるということは、今のままの君の良い所をもっと有効活用するということだ。

君の良いところにもう一度光を当てて見直してみると、いろいろな可能性が見えてくる。例えば君が人前で発表したり手を上げて積極的に発言をするのが苦手だとしよう。でも一方で資料を調べたり本を読んだりするのが好きで、君なりに感じたり考えたりしている。そしてデータをまとめたりする仕事が得意だとしよう。こんな時、君が無理して努力して自分の意見を人前で発表できるようになる必要はないのだ。君が得意なデータ整理で貢献できればいいのだ。

このようなことは日常のなかでたくさんある。

私が言いたいのは、どんな場合においても君には人に負けない部分がたくさんあるということなのだ。ところが君はそのことに気付いていないのだ。だからもう一度自分に光を当てて自分自身を観察してみてほしい。きっと気付くはずだ。君が隠れたいろいろな能力を持っていることに。

若い時は劣等感をよく持つものだ。もし君が劣等感を持っていないならかえって心配である。若い頃の劣等感は、自分がもっと成長して立派な人になりたい、魅力的な人間になりたいという気持ちの裏返しだからだ。

君には夢があり、希望があり、憧れがあるから劣等感もあるのだ。だから、劣等感は君を成長させる上で、とても大切なものだ。ただ、劣等感が強くなり過ぎて自暴自棄になったり人を恨むようになってはいけない。そうなってしまえば自分を成長させるどころか自滅させてしまうからだ。劣等感は自分を成長させるための重要な要素なのだから大切にしてほしい。逆に優越感は君の心を安心させ、君に自信をつけさせるものかもしれないが、長い目で見ると君の成長を阻害する可能性がある。

親を大切にして、先生を敬い、目上の人を尊敬して生きていくことは、結局のところ自分自身の成長のためにとても大事なことである。親をないがしろにして、先生を馬鹿にして、目上の人に挨拶もできないような若者が増えている。これはなげかわしいことである。結局自分に降りかかってくる将来の禍に気が付いていない。

親は君に無償の愛を注ぎ、先生は心を込めて君たちを真理に導き、先輩は自分の経験を通して義理や人情を教えてくれる。「親に孝行し、先生を尊敬し、先輩に礼儀を尽くす」ことこそ、君が将来あらゆることをする上で役に立つ基本的なことなのだ。

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