Blog

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#61

リーダーに求められる条件〜後編〜

 

●リーダーシップに求められるもの

先を見通す力

率先垂範する力

 

新しいアイディアを生む力、想像力

攻め(営業)と守り(管理)のバランスをとる力

 

自己責任に徹する力

過程より結果を重んじ、情を入れない力

仕事を楽しむ力

 

●リーダーシップを発揮するとき

事業範囲を拡大するとき

事業範囲を縮小するとき

事業を変更するとき

事業の組み立てをするとき

 

●リーダーシップの『導歌』

明るく元気で遊び好き 欲が深くていい加減

善し悪しは向こうにあらで我にあり 心直らば影は曲がらず

して見せて 言って聞かせてさせてみて ほめてやらねば 人は動かず

 

●マキアベリのリーダーシップ

真のリーダーは人民に恐れられる

愛されるリーダーは身を危険にさらしている

人民に愛されるリーダーの国は滅びるのが早い

人民に恐れられるリーダーほど、その身は安全である

 

●組織を把握するためにリーダーが用いる手段と失敗

『給料を上げ生活環境を改善する』

一時的に満足感が増し良く動くが、やがて以前より増して不満のもとが生じた。高い給料が当たり前になり失敗することが多い。

 

『責任を持たせ自主性とやる気を引き出す』

責任の重さにつぶれたり、自分の失敗を上司のせいにするようになる。責任ある仕事をしたいと言っていた者ほど、いざとなるとできずに文句が出て失敗。社員が責任を持ちたがらない傾向が生じる。

 

『要求や不満を聞いてあげる』

改善したほうが良いことだけにしないと不満が増幅するだけ。一人の部下が欠けても組織が動けるようにする。自分の存在感に対する危機意識から良く動く。

 

『賞罰をはっきりさせる』

自己の行動がしやすくなり、良く動くと予想されたが、公平観に欠けて失敗することがある。精密な査定システムを作らないと成功しない。

 

●組織づくりのポイント

『責任分担の明確化』

ルールを決めて規則正しい行動規範を作る。

全社的に人材の善し悪しが浮き彫りになる。

 

『非自己判断化』

自己判断をさせない、必ず相談させる。

社内間の伝達がうまくいく。

 

『社内多忙化』

次々と指示を出し、ひまな時間を与えない。

不満は出るが総じて良い結果が出る。

 

『実績給の実施』

働かない者から不満は出るが、社内の動きは良くなる。

 

『責任の所在を明確化』

チームとチームリーダーを決めて共同責任体制を作り、責任の所在を明確にする。

ミスと無責任な仕事の減少。

 

『仕事以外の話をする機会を作る』

なるべく仕事の話は避ける。楽しい話をしたり社員と飲むことを心がける。

社員がこちらの話に耳を傾けるようになる。

 

●社員教育のポイント

一つ叱って二つほめる。

年齢に関係なく、遠慮しないで指示を出す。

外見は厳しく、ハートは優しく。

育てる心を忘れずに。

部下の個々の事情を配慮する。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#60

人生に成功するための三つの条件

 

『人生で成功することは少しも難しいことではないのだ。血のにじむような努力や、あらゆるものを犠牲にするような生活もほとんどいらない。必要なことがあるとすれば、それはただ一つ。“楽しみながら継続する。つまり飽きないでずっと目標を持っている“ことだ。誰にでもできるようだが、誰にもできるわけではない。続ける根気とさびしがらずに一人でやり抜く勇気が必要なのだ』

 

①夢(目標)を持つことは人生で健康の次に大切なことだ。

夢があれば毎日が楽しいものだ。そのうえ自分が何をすれば良いか、迷わずにすむ。芸術家になる夢、医者になる夢、スポーツ選手になる夢、なんでも良い。君が心からこうしたい、こうなりたい、というイメージを素直に君の夢ということにしよう。

夢を実現する手順を説明しよう。

まず君の夢を紙に書こう。夢とそれを実現する年月日を指定しよう。

いつまでに夢を実現するかを決めよう。これが夢カレンダーだ。毎朝毎晩、夢を書いた紙を、三回ずつ声を出して読んでみよう。歯を磨くように、顔を洗うように、このことを生活習慣にしよう。

三ヶ月もすると、君が夢を実現することが当たり前のことになるだろう。この時、君の夢は君の頭脳の中の潜在意識に刷り込まれた。

これで君の夢は、ほぼ90%実現したと言える。さらに毎日三回ずつ唱えよう。唱え続けると、君の夢はいつの間にか実現していることに気付くだろう。

 

②成功を邪魔する心の不安と、怠けを消し去る習慣を身につけることが大事。

毎朝毎晩、紙に書いた自分の目標と、夢を声を出して三回ずつ読んでみよう。一日も休まずこのことを繰り返していると、目標と夢が当たり前で当然のことと思えるようになる。この時、君の潜在意識の中に刷り込まれたわけで、こうなれば、ほぼ成功したと言っても良いほどのレベルに、君は到達しているのである。

「大丈夫だろうか、成功するだろうか」といった心の不安は、この時からなくなってい雲のである。

 

③楽しいことをやること。楽しければ大変なことでも長続きして継続できる。

楽しいことはつらくない。どんなにハードでも、自分の好きなことになる喜んでやり続けられる。このことは人生にも言えることだ。いやなこと、つらいことは人生にたくさんあるが、これらは長続きしない。なぜなら誰しもできることなら早く終えてしまいたいと思いながらしているからである。

逆に言えば、好きなことならいつまでもやり続けることが可能である。だから成功したいなら、好きなことをすべきである。なぜなら継続は成功するための絶対条件だからである。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#59

健介の大学受験

 

来月、健介も高校三年生になる。今までは何となく他人事のように思っていた大学受験も、自分の身近になったことをひしひしと感じていた。健介はゆくゆく医師になりたいという漠然とした夢を持っていた。ただ医者の家に生まれたわけでもなく、別にどうしても医者にならなければならない理由もなかった。

そんな状況の中高校二年生の春を迎えた。

「どうしようかなあ。医者でなくてもいいし、何か楽しいことをしながら人の役に立つことでもいいな」

こんな中途半端な考えのまま、高校二年生まで来てしまった自分が少し情けなかった。これに比べ、医者の家系にある同級生たちは少しもぶれない。それどころか自分が医学の、道に進むことを当たり前と思っている。だから自分とは環境が違うんだと考えて自己弁護をしていた。

その年も明けて大学受験シーズンを迎えた。健介の高校から医学部を受験した三年生は十八人、この内十三人が合格した。五人が不合格だった。健介は自分より一年先輩たちのこの結果を見て愕然とした。なぜかというと、五人の不合格者たち全員が医者の子供ではなかったのだ。もちろん合格者の中に親が医者でないものがいなかったわけではない。しかし親が医者である学生は全員合格していたのだ。まるで医者の子供でなければ受験するなと言われているような気がした。

「やはり無理なのかもしれない」

健介の心は揺らいだ。翌日学校に行くと親友の輝夫がこんなことを言っていた。

「受験というのは、受かると思っている奴が受かるんだなあ。東大でも医学部でも難関を受ける者は、受かるのが当然と思っているのが合格していくんだなあ。俺たちも来年の受験はそうなってなきゃあダメだな」

この言葉は健介を目覚めさせた。本当にそうなんだと思った。でも、勉強していくうちに初めは強気でいても徐々に弱気になってしまうことが多かった。この弱気を防ぐ方法さえ見つかれば、魔法にかかったように受験もうまく行くような気がした。

「そうだ、医者の子たちが当たり前のように医者になっていく姿に、答えは隠されていたようだ」

当たり前にすればいいんだ。そのためには、朝晩、紙に書いた夢を読み上げて自分の生活習慣にすればいいんだと言うことに気付いた。そして実行した。

これが健介の受験のすべてだった。そして結果は言うまでもなかった。見事に合格。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#58

男子の種類、女子の種類、そして恋愛の成功のために

 

『人間社会は女子を中心に動くことが多い。生物学で習った下等生物たちはみなメスばかりであるが、ある程度進化を遂げると、メスが自分の身体の一部からオスを切り離し生殖活動して、子孫を作るようになる。こんな人間の進化の歴史の中で、人や一部の動物だけが、オス中心の社会を表面上は形作っているが、本質的にはメスがその回転軸になっているのである。女性は男性よりも精神力も持久力もある。さらにどこの国でも女子は男子より長生きである。これは人間が種としての存続をかけた結果でもある。戦争があれば男子が戦争に行き、家族や国を守る。これは種としての人間の当たり前の本能的な行動であろう。この本質的な部分をよく理解しておくことが重要である』

 

●恋愛には駆け引きが必要か

女神と恋愛しているなら(きっと恋愛中は君は相手を女神様だと思っているかもしれないが)、駆け引きはいらないだろう。そこに純粋な素晴らしい愛があれば、それだけで十分だろう。

しかし現実は違う。

しかも女子の方が男子より計算高いことが多い。男子は女子の一部分が気に入れば相手を好きになれるのに対して、女子は総合的に相手を評価するものである。可愛い外見だけに魅かれる男子に対して女子は、外見ばかりではなく、経済力、優しさ、家柄、職業などを総合的に見てから判断することが多い。

だからこそ、駆け引きが必要になるのだ。自分を安売りしないことが大事だ。

想像してみてほしい。もし君のことをすごく好きな女子と、君に対してやや冷ややかな女子がいたとしよう。一人は君に対して積極的だが、もう一人は良い感じだけど、こちらを好きかどうかわかりにくい。なんとなく思わせぶりだ。

君にとってどちらの女子が気になるだろうか。もちろん後者である。つまり、このことを意識的に上手に使いこなせる男子や女子がもてるようになるのだ。

 

●駆け引きのポイント

仲良くなっても相手に甘えないこと

相手に依存しないこと

相手の心理をよく考え理解すること

相手が必要でも我慢して、正直に表現しないこと

自分の都合のいい方に、相手の心を読まないこと

相手に対する誠意は持ち続けること

男子が女子を主導すること

女子は男子を尊重すること

すぐばれるような嘘はつかないこと

相手を少し雑に扱うこと

うまくいかない時はキッパリと諦めること

心変わりはよくあること、さっさと次に進むこと

 

●相手がこちらを好きだというシグナル

こちらの身の回りのことを聞きたがる

どんな時でもいやな顔をしない

自分のことを聞きもしないのに、いろいろ話したがる

連絡をしないでいると、何らかのアプローチがある

こちらの予期せぬ行為に対してうれしそうな顔をする

男子は男子らしく、女子は女子らしく振る舞うようになる

やたら物をくれるようになる

 

●恋愛で絶対にしてはならないルール違反

相手を恨むこと

相手を蔑むこと

相手に暴力をふるうこと

相手の生活のすべてを知ろうとすること

相手を独占すること

 

●男子の種類

権力に従順なタイプ・・・大組織向き。規律を重視するタイプが多い。

権力に批判的なタイプ・・・マスコミ・ジャーナリスト向き。批判精神が強く正義感があることが多い。

一匹狼的なタイプ・・・自営業・芸術家向き。気の向くままに行動し人付き合いが苦手なことが多い。

リーダータイプ・・・起業家向き。面倒見がよく親分肌である。

群衆型タイプ・・・何でも可、適応型。周りの人が動く方向にあまり考えもしないで一緒に動くタイプ、無責任なことがある。

参謀型タイプ・・・中小企業向き。自分で責任は取りたくないがナンバー2として戦略や作戦を立てるのが得意なタイプ。

放蕩型タイプ・・・作家・芸術家・芸人向き。一般的な考えや視点からではなく、独自の強い個性から価値基準を作っている。そのため型破りな行動をすることがあり、常人とは全く違う行動パターンを持っている。

学者、教師タイプ・・・周りのことが見えなくなるほど、一つのことに専念しやすいタイプ。損得勘定より自分の興味や好奇心の方が優先される。

 

●女子の種類

家庭内良妻賢母タイプ・・・専業主婦向き。堅実で子育てや家庭内のやりくりが上手である。我慢強さを持っている。

独立型事業家タイプ・・・起業家向き。行動力と指導力があり、組織を上手にまとめていく。

肝っ玉母さんタイプ・・・自営業向き。仕事と家庭の両立ができる高い能力と強さを持っている。多くの人から頼られ、常に輪の中心にいて物事を処理する。明るくたくましく優しく、常に前向きでもある。

功利型計算型タイプ・・・玉の輿向き。自分の長所と短所を熟知している。そのうえで自分の能力や魅力を最大限に発揮して、上手に世渡りをすることができる。

男性依存型タイプ・・・年の差婚向き。優しく可愛いタイプだが世話のかかるタイプ。男性だけでなく、周りのみんなに助けられて生活していくタイプ。年上の男性と合う。

非依存型タイプ・・・水商売向き。自立心が強くしっかりしたタイプ、孤独に生活することが多い。

楽天家タイプ・・・パートタイマー向き。楽天的で、いつも楽しいことを優先しているが、将来に対する見通しが甘く、行き当たりばったりの生活をすることが多い。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#57

ここ一番の勝負で役に立つ「強気」

 

『勝負事では強気、弱気の違いが結果を大きく左右させる。もちろん強気で臨んだ方が、良い結果が出るのは言うまでもない。麻雀でもトランプでも、賭け事といわれるものは何でも同じである。真剣になればなるほど、このことは顕著になる現象だ。

例えばついている時には強気になれるから、ますますついてきて勝つことがよくある。逆についていない時はどんどん弱気になり、なかなか勝てずに、さらに弱気が増幅し負けていくものである。だから強気を保つことが、実はとても大事なのである。

人の判断力は強気の時のほうがさえていて、正しい判断を下せることが多いのに対して、弱気の時はかえって無理をしたり、無茶な判断をしたりして、自ら墓穴を掘るケースが多い。

冒険家たちのチャレンジの多くは、無謀な冒険のように見えていて、実は緻密な準備と計算をしているものである。このように強気の裏側にはそれなりの裏付けがあり、ただただ強気だけではいけないのだ』

 

いざという時には、普段からの準備がしっかりできているとあがらず、動揺せずに上手くできるものだ。

強気には裏付けがあるものだ。

努力は強気を身につけさせてくれる。

楽天的に見えても良い、自信のある楽天家になれ。

勝敗は気持ちの持ち方で左右される。

プラス思考で強気の時、正しい判断ができる。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#56

笑う門には福来る

 

『いつもニコニコしている人と、いつも暗い顔をしている人とでは、長い人生では確実に大きな差ができてしまう。いつもニコニコしている人の周りには、たくさんの人が集まってくる。お金も集まる、チャンスも集まる、楽しいことも集まってくる。そして幸せが集まってくる。これに対して暗い人はこの逆で何をやってもうまくいかず、周りを恨み、何事も嫌なことは人のせいにしながら、愚痴をもらしつつ生きていくことが多い。だから絶対に笑顔は、君にとってプラスになるはずだし、つらい時でも苦しい時でも笑顔でいるようにしたいものだ。ではなぜ笑顔が大事なのか。それには次のような訳があるのだ。君も笑顔を作る練習を始めてみよう』

 

周りの人にいらぬ心配や、気苦労を掛けさせない。

周りの人を楽しく、幸せな気分にする。

何より自分が楽しく、幸せな気持ちになってくる。

 

いつも笑顔の人は、周りの人にとても好かれる。

その結果良いことが集まってくる。

温かい太陽は、冷たい身体や心を温めて救うことができる。

 

笑顔は太陽と似た効果がある。

笑顔の人は、周りの人を平和な楽しい気持ちにさせる。

笑顔のできない人は、他人や世の中に甘えているとみられがちだ。

笑顔は周りの人にどれだけの安心感を与えるかを考えてみよう。

笑顔のない人が、周りの人に心配と不安と気遣いをさせていることを知ろう。

 

鏡の前に立って、笑顔の自分とブスッとしている自分の顔を比べてみよう。

どっちがいい顔をしているか言うまでもないことだ。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#55

仕事や事業の目の付け所

 

『商売、芸術、政治、自然科学、スポーツなど、どんな分野であろうともその道で成功していくためには、それなりの工夫や苦労が絶えない。そして、やがて上手にやりくりをして成功していく人たちには、大きな共通項がある。それは次のようなものである』

 

独自性を大事にしていること。つまり人のやらないことをやっていること。そしてナンバーワンよりオンリーワンを目指していること。

粘り強く、途中で諦めないこと。

勤勉でよく働くこと。

仕事優先であること。

外見より中身を重視していること。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#54

財を築くためにすべきこと

 

「財を築くためには何が必要だろうか。おそらく何も必要ない。血のにじむ努力、夢を持つこと、それを実行する行動力、信念などと思いがちだが、そんなものは何一ついらない。必要なのは財を築きたいと思い続ける生活習慣だけである」

「当たり前だよ、そんなことわかっているよ」と君は言うだろう。

ところがこの当たり前がなかなかできないものだ。若い時に本屋でこのことを実行できると思わせてくれた本に出会ったことがある。その時、自分としては大きな喜びと、本との運命的な出会いに感謝したものだった。

本の題はナポレオンヒル著『巨富を築く十三の条件』と言うものだった。大学三年生の時だ。

読んでいくうちに自分なりの解釈の仕方ができるようになった。

そしてそれを実行して、いろいろな仕事をやってみると、なるほどと言うようなことが次々と起こった。そして成功することができた。

それは次のような事であった。

 

『将来の自分のあるべき姿を、できる限り具体的に心に描く。

それを紙に書いて毎日朝晩三回ずつ、声に出して唱える。

顔を洗ったり歯を磨いたりするのと同じように、自分の夢に向かうことを当たり前の生活習慣にする。

三ヶ月もすると、自分が財を築くことは、当然で当たり前のことと思うようになり、何の違和感も困難も怖さも不安もなくなり、自分の将来や実現への道が見通せるようになる。

こうなればほぼ九割成功したようなもの。すべてが夢の実現のために収束し始める。

成功の種が芽生えれば、後は枝葉が出るのを待つのみ。丁寧な水やりをするだけである。

いつの間にか夢の実現に成功している自分に気付く。

おめでとう!夢は実現しました。』

 

ここでいう「財」とは金銭的なものだけでなく、広く人生で蓄えることのできるキャリアや才能や名誉などあらゆるものに該当する。

またこの方法は芸術、スポーツ、教育(受験勉強)など、すべての分野に応用しても成功する。例えば受験を成功させるために、この方法を利用してみよう。

 

『受験の三年前から準備をスタート。受験校と学部・学科を決める。この時は自分の成績や偏差値などを考慮しなくてもよい。合格するために必要な学力を調べて確認しておく。

毎朝、毎晩、「〇〇大学〇〇学部に合格するぞ!」と三回唱える。

これを毎日休まず三ヶ月続けると、自分が合格することは当たり前の感覚になる。そして合格のために必要な準備を諦めずしっかりとするようになる。生活の全てのベクトルが目標校合格の方向に向き始めるのがわかる。

受験に向けての不安や諦めがすっかりなくなり、自分の合格が確実に見えてくる。こうなればもう合格は決まったも同然。

ぶれず迷わず受験勉強が進むようになる。成績も上がり始め、自分の合格が確実のものと思えるようになる。

目標校合格!

おめでとう。やりましたね。』でもこれも当たり前でしたね。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#53

人生の落とし穴

 

『人生の落とし穴はこんな時に現れる。絶好調で自信満々の時、逆に自信を無くして意気消沈している時。油断するな、自信を無くすな、平常心が大切なのだ』

 

世の中はその人が自信のない部分や弱点を目がけて、それを利用しようと攻めてくるから、要注意。

悪い人物は、褒め言葉とおだてを上手に駆使して、こちらを利用しようとする。

特に言い寄ってくる女性には、男は注意せよ。

自信満々、人生にも成功し油断している時、落とし穴に落ちる確率が高い、つまり人生の最大の病は「傲慢」と「油断」である。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#52

人は見かけによらぬもの

 

健介は大学一年の時、親友の翔と二人で夏休みを利用して信州の山里に一週間の蝶の採集旅行をすることにした。普段都会の真ん中で生活している健介にとっては、信州の山里の生活はすべてが新鮮で驚くことばかりであった。夜のホタルの群れ、伝統に集まる虫たち、それを食べに現れるモリアオガエル、カエルを狙うヘビなど豊かな自然に囲まれて楽しい時間を過ごした。

健介と翔が泊まった民宿は、茅葺屋根の二百年前の建物で、梁の裏には江戸時代の年号が刻んであった。

ある夜、囲炉裏端で宿泊している人たちが集まって、楽しい団欒の時間が始まった。その時健介たちの正面に一人の中年の男が座っていた。

「君たちは大学生かな」その男が切り出した。

「ええ、一年生です。この北信(長野県北部)はキレイなゼフィルスと呼ばれるシジミ蝶が採れるので来たんです」

「君たちはいいねえ、親のスネをかじって、そうやって遊んでいられる。君たちの使命は今一生懸命に勉強することなんだ。いつまでも親に甘えていてはいけない。世の中はそんなに甘いもんじゃあないんだ。そうやって世間知らずに生きていられるのは幸せかもしらんが、甘い甘い、君たちはまだまだ甘いな」

その男の話はどれも説得力があり、健介と翔は素直に彼の注意に耳を傾けていた。彼はさらに続けた。

「世の中には『分相応』という言葉がある。自分の能力や立場、身分をわきまえて、周りの環境と溶け合って、控え目に生きることの大切さを言っている言葉だ。そのためにも大事なことは人に対する感謝の気持ちを忘れないこと。特に君たちを育ててくれたご両親に対する感謝の気持ちは忘れてはいけない。君たちが、親のお金を使って蝶採りなんて優雅なことをやっている暇があるなら、勉強をしなさい」

健介も翔も、囲炉裏を取り巻いている他の人たちの前で、恥ずかしさときまり悪さで囲炉裏の灰を眺めていた。心の中では「僕たちはバイトで稼いだお金で来ているんです」と言い訳したものの、男の言っていることはもっともで反論の余地は全くないと思ったからだ。

翌日二人は蝶の採集に出かけた。長い網で木の上の方にいる蝶をとるのだが、二人ともなんだか気持ちが入らず静かに採集をした。しばらくして翔が言った。

「あの人何者だろうか」

「元高校の先生か、苦労して成功した企業経営者って感じだね」

健介も男の厳しさ、経験豊富さからくる厚みのある言葉に圧倒されていた。ただやはり自分たちの生活習慣にも、問題があることには気が付いていた。

夕方になり二人は宿に戻った。例の男客はすでに部屋を引き払っていた。部屋を掃除していた宿の女将さんの独り言が聞こえてきた。

「いつもこうなんだから。部屋は汚すし、急なキャンセルはするし、迷惑ばかり。おまけに宿代まで値切って行ったよ。本当にこっちへの思いやりなんて微塵もないんだから」

「あの人はどんな人なんですか」

健介は好奇心から聞いてみた。

「この村の出身者なんだけど、若い頃に東京に出て商売をしていたけど失敗してそのあとは定職にもつかず稼ぎもなく、みんなに迷惑ばかりかけて生活している人だよ。いいとこもあるんだけど、世の中に甘えて生きているって感じの人だねえ。姉さんがうちで働いていたこともあって、断るわけにもいかず泊めてるんだけどねえ」

健介も翔も人ってわからないと思った。同時に大人というものは本当の自分の姿を隠すものだと感じた。でも彼の言うことは忘れかけていた大事なことだとも思った。

 

Contact

ご質問や受講に関するご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。お子様の成長をサポートするため、丁寧に対応させていただきます。