ねこ事務長の日常(ねこのブログ)#73
こんにちわ、ねこです。
冬期講習も終わり、生徒さんたちは冬休みが明けて学校が再開しています。
そして、6年生は受験が始まっています。
これまでの頑張りが結果になる時です。
こんにちわ、ねこです。
冬期講習も終わり、生徒さんたちは冬休みが明けて学校が再開しています。
そして、6年生は受験が始まっています。
これまでの頑張りが結果になる時です。
こんにちわ。ねこです。
この夏期講習で、この方の出番はあるでしょうか。
びっくりチキンさん。
朝から晩まで勉強漬けの生徒さん、時にはうとうとしてしまうことがあります。
そんな時にはこの方が大きな声で起こしてくれるのです。
間の抜けた声に驚きますが、なぜかまたすぐに緊張感を取り戻し勉強に集中することができる切り替えスイッチを押してくれるような不思議な存在です。
いつもひっそりと生徒さんを見守っています。
『君には何か困った時に相談できる人がいるだろうか。大人でも友達でもかまわない。君が本当に困った時に、相談できる人を持ちことはとても重要だ。しかしこれがなかなかいない。いたとしても何か相談しにくくて自分だけで悩んでいる人が多いようだ。できたら君のブレーン(頭脳)になる人を普段から見つけておくことを勧める』
友達がほしい時は、クラブ活動に積極的に参加すれば、同じ趣味や似た好みの友達を見つけることができる。学校の成績が上がらない場合は、予習をして授業をよく聞くようにする。生活がダラダラしてきたら、朝、早起きをするとよい。将来の不安に襲われた時は、自分の夢や目標を持って、何度も何度も繰り返し唱え続けることだ。
身に迫る危険を感じた場合には、必ず人に相談すること。人とケンカをした時は、意地を張らずにこちらからあやまればよい。耐えられないいじめにあった時は先生や大人に相談すること。それでもうまくいかない時は、転校などで環境を変えるか不登校することだ。
すべてがうまくいって順調な時こそ悪い種ができるもの。身を引き締めて謙虚になろう。すべてがうまくいかない時は、必ずうまくいく時がやって来るから、あわてたり悲観したりせず、じっくり時のたつのを待てばよい。
フラれた(失恋した)時は、その時の相手以上の人は、この世にいくらでもいるから気分を切り替えて次を目指そう。きっともっと素敵な人が君を待っている。
特定の人に好かれたい時は、その人の言動を否定せず肯定し続けること。苦手なことをうまくやるのは、予行演習を繰り返すとよい。
忙しさを乗り切るには、忙しいと口に出さないこと。口に出すとますます忙しくなる。忙しさというものは一種の強迫観念なのだ。本当に力のある人はどんなに忙しくても、忙しいとは言わないものだ。
失敗やトラブルが起きた時は、人のせいにせず自分の責任と思って処理すれば良い経験になる。大事な場面で力を出したい時は、場面を想定して繰り返し練習すること。飽きるほどやれば必ずうまくいく。
●男の子の育て方
男の子は、ほめて育てることが優先。ほめ過ぎると調子に乗ってしまうので心配だというお母さんも多いようだが、調子に乗せておいてもかまわない。女の子と違って男の子は、調子に乗っている方がすべてうまく回転する。
これに対して、女の子は注意を具体的にしてあげた方が伸びていく。でもやはり、ほめられてうれしいことは、女の子も男の子と同じだ。
次に、人に迷惑をかけることや身に危険が迫るようなことは厳しく注意をし、目上の人に対する礼儀作法などもけじめとしてきちんと教えておくことが大事。
最後に男の子は放任にしないこと。母親の手のかかっている子ほど、優しく親孝行な子に育つ。ただし、可愛がることはいくらしても良いけれど、子どもより先回りをして、なんでもやってあげてしまうと無気力な子になるので注意が必要だ。
●勉強のさせ方
ほめて勉強を好きにさせることが何より簡単な方法だ。勉強嫌いを作ってはいけない。「好きこそもの上手なれ」で、学校でも先生を好きなだけで、その科目が得意になったりする。
もう一つ技術的な方法は、予習を中心にして先取り学習をさせておくことにより、その科目の得意意識を持たせることが大事。詰め込みになり過ぎて、勉強嫌いを作ってしまうのが、最も避けなくてはならないこと。勉強は一生続くのだから、いずれにしても、図鑑を与えたり、本を読み聞かせたり、パズル算数をしたりして楽しく勉強をする工夫が必要だ。また競争やご褒美もなかなか効果的。
『上善如水(じょうぜんみずのごとし)という言葉がある。人間の生き方の中で最も良い生き方が、水のような生き方だという意味の言葉だ。確かに水は器によってどんな形にでも変化できるし、長い時間をかければ、水は大岩にも穴をあけるような強さも持っている。そしてこの世のあらゆる生き物の生命を育み、万物に必要とされている。だから昔の中国の人は、水のような生き方が最高の生き方だと考えたのだ』
世の中は運不運、好調不調の波が必ずある。だから良い時もあれば悪い時もあり、昔の人は、何をやってもうまくいく雄時と、うまく行かない雌時に分けて考えていた。雄時には活発な活動をするが、雌時にはじっとして時間が経過していくのを待っていたそうだ。
強さには気の強さ、体力の強さ、我慢強さなど、いろいろな強さがある。これらの中で、場面に応じてどの強さが必要かは違ってくる。どんな人間にも必ず強さがある。自分の強さをしっかりと認識しておくことがとても大切だ。
本当につらい時、人は何を考え、何を見て生きているのだろうか。
これは人によって様々だと思う。楽しいことを想像して気を紛らわす人、明るい明日を夢見て生きる人、悲嘆にくれて毎日を過ごす人などいろいろだろう。ただ確かに言えることは、やがて必ず風向きが変わり良い時がやって来るということ。だから「じっと座って風向きを待つ」ことも人生には大切なのだ。
ただしここで言えることは、何も手を打たずに待つのではなく、何らかの方策(例えば船が港に避難するような)は必要だということは覚えておくべきだろう。
●リーダーシップに求められるもの
先を見通す力
率先垂範する力
新しいアイディアを生む力、想像力
攻め(営業)と守り(管理)のバランスをとる力
自己責任に徹する力
過程より結果を重んじ、情を入れない力
仕事を楽しむ力
●リーダーシップを発揮するとき
事業範囲を拡大するとき
事業範囲を縮小するとき
事業を変更するとき
事業の組み立てをするとき
●リーダーシップの『導歌』
明るく元気で遊び好き 欲が深くていい加減
善し悪しは向こうにあらで我にあり 心直らば影は曲がらず
して見せて 言って聞かせてさせてみて ほめてやらねば 人は動かず
●マキアベリのリーダーシップ
真のリーダーは人民に恐れられる
愛されるリーダーは身を危険にさらしている
人民に愛されるリーダーの国は滅びるのが早い
人民に恐れられるリーダーほど、その身は安全である
●組織を把握するためにリーダーが用いる手段と失敗
『給料を上げ生活環境を改善する』
一時的に満足感が増し良く動くが、やがて以前より増して不満のもとが生じた。高い給料が当たり前になり失敗することが多い。
『責任を持たせ自主性とやる気を引き出す』
責任の重さにつぶれたり、自分の失敗を上司のせいにするようになる。責任ある仕事をしたいと言っていた者ほど、いざとなるとできずに文句が出て失敗。社員が責任を持ちたがらない傾向が生じる。
『要求や不満を聞いてあげる』
改善したほうが良いことだけにしないと不満が増幅するだけ。一人の部下が欠けても組織が動けるようにする。自分の存在感に対する危機意識から良く動く。
『賞罰をはっきりさせる』
自己の行動がしやすくなり、良く動くと予想されたが、公平観に欠けて失敗することがある。精密な査定システムを作らないと成功しない。
●組織づくりのポイント
『責任分担の明確化』
ルールを決めて規則正しい行動規範を作る。
全社的に人材の善し悪しが浮き彫りになる。
『非自己判断化』
自己判断をさせない、必ず相談させる。
社内間の伝達がうまくいく。
『社内多忙化』
次々と指示を出し、ひまな時間を与えない。
不満は出るが総じて良い結果が出る。
『実績給の実施』
働かない者から不満は出るが、社内の動きは良くなる。
『責任の所在を明確化』
チームとチームリーダーを決めて共同責任体制を作り、責任の所在を明確にする。
ミスと無責任な仕事の減少。
『仕事以外の話をする機会を作る』
なるべく仕事の話は避ける。楽しい話をしたり社員と飲むことを心がける。
社員がこちらの話に耳を傾けるようになる。
●社員教育のポイント
一つ叱って二つほめる。
年齢に関係なく、遠慮しないで指示を出す。
外見は厳しく、ハートは優しく。
育てる心を忘れずに。
部下の個々の事情を配慮する。
『いつもニコニコしている人と、いつも暗い顔をしている人とでは、長い人生では確実に大きな差ができてしまう。いつもニコニコしている人の周りには、たくさんの人が集まってくる。お金も集まる、チャンスも集まる、楽しいことも集まってくる。そして幸せが集まってくる。これに対して暗い人はこの逆で何をやってもうまくいかず、周りを恨み、何事も嫌なことは人のせいにしながら、愚痴をもらしつつ生きていくことが多い。だから絶対に笑顔は、君にとってプラスになるはずだし、つらい時でも苦しい時でも笑顔でいるようにしたいものだ。ではなぜ笑顔が大事なのか。それには次のような訳があるのだ。君も笑顔を作る練習を始めてみよう』
周りの人にいらぬ心配や、気苦労を掛けさせない。
周りの人を楽しく、幸せな気分にする。
何より自分が楽しく、幸せな気持ちになってくる。
いつも笑顔の人は、周りの人にとても好かれる。
その結果良いことが集まってくる。
温かい太陽は、冷たい身体や心を温めて救うことができる。
笑顔は太陽と似た効果がある。
笑顔の人は、周りの人を平和な楽しい気持ちにさせる。
笑顔のできない人は、他人や世の中に甘えているとみられがちだ。
笑顔は周りの人にどれだけの安心感を与えるかを考えてみよう。
笑顔のない人が、周りの人に心配と不安と気遣いをさせていることを知ろう。
鏡の前に立って、笑顔の自分とブスッとしている自分の顔を比べてみよう。
どっちがいい顔をしているか言うまでもないことだ。
自分自身に惚れ込んだことがない者には、運は微笑まない。自分の運を愛さない者には、運は微笑しない。
あるのは目標だけだ、道はない。われわれが「道」と呼んでいるものは、ためらいにほかならない。
自由には義務という保証人が必要だ。それがなければ単なるわがままとなる。
欲望を持つことが、少なければ少ないほど幸福になるだろうと昔から言われているが、しかし、これは間違った真理である。
女、酒、唄のどれも愛せぬ者は、生涯愚者と言われても仕方がない。
チャンスは貯金できない。
一般的に言えば、愛される者に対してより、恐れられるものに対して、人々は一層よく服従し、心から従う。
金を失うことは小さく失うことである。名誉を失うことは大きく失うことである。勇気を失うことはすべてを失うことである。
怒りは常に愚行に始まり、悔恨に終わる。
「道はオレが開いてやる。開けるだけ開いてやる。後の始末はしてくれよ。」という考えでなければ、何事もできない。
高く登ろうと思うなら、自分の足を使うことだ、他人によって運ばれてはならぬ。人の背中や頭に乗ってはならない。自分の力を信じないものは高みにはいけない。
長所も短所も天与の個性、持ち味の一面、自惚れず、嘆かず、大らかにそれらを活かす道を考えよう。
人の運命を決定するのは、その人がいかに自分自身を理解しているかと言うことである。自信はそこから芽を出す。
苦しみは人間を強くするか、それとも打ち砕くかである。その人間が、自分の内に持っている素質によって、どちらかになる。
実を避けて虚を撃つ。戦や商売に勝つ極意。
喧嘩はしてはいけない、疲弊と困窮と絶望を招くことが多い。
人は話に自信がないと、むずかしい言葉を使う。優しい言葉で話す人こそ本物。
何事も落ち込む時は、徹底的に落ち込んだほうが立ち直りが早い。
何事も真似ているうちに本物になってくる。
人は認めてくれる人の前ではやる気が出る。
大きな目標より小さな目標を次々達成する方が、やる気が出る。
人間は関心が強すぎると必ず無関心を装う。
忙しがる人ほど仕事に自信がない。
話の語尾を繰り返されると、それだけで受け入れられた気持ちになる。
組織やチームは、非凡揃いより平凡揃いの方が強い。
人は現状に不満があると、思い出を美化する。
人は後ろめたいことをした後は、サービス過剰になる。
とても都合のいい話があるわけがない、必ず裏がある。
用心と計算は後回しにしてはいけない。
120%の勝算がある時は、迷わず進め。
人を批判するのは、己に同じ要素があるから。
人を見たら、まず長所を探せ。
頼まれたことはすぐ実行せよ。人に信頼される。
退く勇気こそ、最も大切で重要でむずかしい勇気である。
人生には好機が必ず三回ある、見極めて逃すな。
好機はそれを待ち望んでいる人にのみ訪れる。
良い思い込みは大きな武器になるが、悪い思い込みは命取りになる。
実直な人は付き合いにくいが、長い友人関係が築ける。
人にお金を貸すな、貸すなら与えろ。
人生の師を持て。
部下に叱られ役を一人でも作れば、組織はまとめやすい。
繰り返し唱えることだけで、夢は現実のものとなる。
一生の間に、心を打ち明けられるパートナーや友を三人持てば幸せである。
過去を見ない、前だけ見て進める人生は最高の人生。
男は肉親との死別の時以外、悲しい涙は流してはいけない。
奇跡は信じる者にのみ起きる。
三十六計逃げるに如かずは、最高の戦術である。
(67〜99)
健介は週に三回、銭湯前の広場にあるヒマラヤ杉の下にやってくる紙芝居が大好きだ。何が好きかと言うと、黄金バットの大活躍の話はもちろんおもしろいが、それよりおじさんと話をするのが好きだった。
「健ちゃん、今日は何がほしいんだい?」
「今日は水あめが欲しいの・・・ねえ、おじさんにいいものあげる」
健介はポケットの中に手を入れながら自慢げに言った。
「何だい、健ちゃん」
「ドングリ、テッポウドングリ、こっちの丸いのがオカメドングリ。学校の裏山で採ったの」
「たくさんあったのかい?」
「うん、たーくさん拾ったよ。全部で百個以上あるよ。マッチ棒をさして、コマを作るんだよ。よく回るんだ。すごくいいコマができるよ。おじさんにもあげるから作ってごらん」
「ありがとう。健ちゃんはどんぐり採りの名人だね」
「うん、また採ってくるね。秘密の場所、知ってるからね」
「そりゃあ楽しみだ。また頼むよ」
うん、今度はもっと大きいのを採ってくるね」
健介はいつもこのおじさんに褒められると自信がわいてくる。なんでもできるような気持ちになってくる。ますますその日の出来事を話したくなるのだ。夢中になって話す健介を、ニコニコとうなずきながら眺めてくれる。
「じゃあ、黄金バット前回のつづきー、始めまーす。黄金バットは、我が身に迫った絶体絶命の、この危機からどうすれば脱出できるのでしょうかー?」
健介はこのおじさんの紙芝居を始める時の得意顔が好きだった。少し天を見上げた顔、空に向かって叫ぶような、その話し方がいかにも芝居がかっていておかしかった。
そんなおじさんがある日を最後にぱたりと姿を見せなくなった。
そしてしばらくすると、別なもう少し年の若いおじさんに代わった。
新しいおじさんの紙芝居もとてもおもしろかったが、健介には何か別の「黄金バット」を見ているような感じがした。さびしさだったのかもしれないが、どことなく物足りない気持ちがしてつまらなかった。
それからひと月たった頃、あの紙芝居のおじさんが病気で亡くなったことを聞いた。
「あんなに僕の話を聞いてくれた、あんなに僕を励ましてくれたおじさんがいなくなるなんて」
健介はこの時初めて深い悲しみを知った。かけがえのない人を失った悲しみを強く感じた。こんなに悲しいことってあるんだと思った。
あのおじさんの「わっはっはー」と笑う黄金バットの笑い声が、いつまでも聞こえてくるような気がしてさびしかった。
健介にとって、このおじさんの存在はかけがえのないものだった。健介のポケットの中には、おじさんにあげる予定のドングリがたくさん入っていた。
ご質問や受講に関するご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。お子様の成長をサポートするため、丁寧に対応させていただきます。