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合格する子、させる親#16

低学年の頃は、算数が好きだったはずなのに、なんだか最近は苦手意識を持ち始めているのかも?
そう感じた場合は、早めに原因を探り対処したいですね。

今回は、偏差値60以上の進学校に合格された方100人に「算数でつまずいた理由とその対処法」について伺いまとめました。

 

①すでに学習した内容を踏まえた問題が増える

習ったものを忘れてしまっていた為、4年生の教科書をまた出してきて復習することになってしまいました。
新規単元に加え重要単元、重要な問題は定期的に繰り返していくことが必要だと痛感しました。Iさん

 

②計算の難易度が上がる

小数や分数など計算の工夫が必要となってくるため、慣れない計算にミスを多発し、途中で諦めてしまっていた。
先生から「最初は時間がかかっても、丁寧にやること。たくさんの問題を解いていく内にスピードはついてくる」とアドバイスをもらい、丁寧さを重視した。1つの問題を間違えた時にやり方がわかっていないのか、計算を間違えているのか分析することも大切だと感じた。Sさん

 

③数の概念への理解が必要

「2/5は小数でいくつ?」と問われ2÷5=0.4のところを5÷2=2.5と答えていました。答えは1以下の数なのに、平気で2.5と答えるのは、“数の概念“がイメージされていない証拠だと感じ、常にイメージを持たせるように、割合だったらスーパーの割引率や野球選手の打率の意味などを日頃から伝えていきました。Tさん

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#15

自宅での勉強には、学校や塾で行う時よりも集中力を必要とします。自宅で集中するために、皆さんどんな工夫をしているのでしょうか。

今回は、偏差値60以上の進学校に合格された方100人に、各ご家庭で行なってきた「自宅学習時に集中する方法」を伺いまとめました。

 

①短時間集中を繰り返す

・「15分刻みで集中する」ことを繰り返しました。慣れてきたら、30分、45分と時間を伸ばして、集中する時間を長くしていくことができました。Sさん

・スモールステップに分け繰り返すことで、長時間ダラダラと続けて勉強していた時よりも、集中して取り組めています。Uさん

 

②環境を整える

・遊び道具になりそうな余計なものを持ち込まないことで勉強だけに集中できます。Mさん

・勉強部屋の電気を黄色っぽい電球色から昼白色に変え、より集中しやすい環境を作りました。Nさん

 

③計画を立てる

・“今月の目標“を勉強机の前に貼り可視化したことで、子どものやる気を促し集中を持続させることができました。Tさん

・学習計画を作りよく目にする場所に置く。やり終えたことがわかるようにマークすることで、本人の“やってる感“は増すし終わらせた実感も得ることができ、次の勉強に繋がった。Oさん

 

④モチベーションを上げる

・低学年の時には「これが終わったら公園に行こう!」とか「終わったらおやつを食べよう」と言って頑張らせていました。Mさん

・志望校に入ってから何をしたいかどの部活に入りたいか等、具体的にイメージさせる会話を多めにして、モチベーションを保てるように意識しました。Yさん

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#14

きちんと勉強を続けてきて、自信を持って迎えた試験日。
しかし、試験開始直前に突然訪れた緊張をどう解消したらいいのかわからず、実力を半分も発揮できずに試験が終わってしまった経験は、きっと皆あることでしょう。
緊張を和らげるにはどうしたらいいのでしょうか。

そこで今回は、しどう会講師に
「 テストで緊張する時の対処法」を聞いてみました。
ぜひ参考にしてみてください。

 

①周りの受験生を人間観察する

ドキドキした緊張状態では視野が狭くなりがち。
そこで、周囲を見渡し、あえて周りの受験生の行動を観察してみよう!
周りを見ることで気分が落ち着くはずだ。
ただし、テスト中にこれをやるとあらぬ疑いを持たれてしまうので要注意!
また、試験開始時に、皆が一斉に問題冊子を開くところをあえて1テンポ遅らせるのも、りの雰囲気に飲まれないのに効果的だ。

 

②「もっと緊張しろ!」と自分に指令を出す

緊張している時には、あえて「もっと緊張しよう!」「まだまだ緊張が足りない!」と考えてみるんだ。
人間は、自ら緊張しよう!と試みてもなかなかそれは難しいため、自分では緊張はコントロールできないことに気づくはず。
そうすると自然と余分な力が抜けて、テストに向かえるだろう!

 

③「同じ学校を受験しているのだから、力は大差なし」と考える

緊張すると、周囲の受験生が皆、自分より賢そうに見えるもの。
そんな時は「同じ学校を受験しているのだから、実力は皆同じくらい。皆、自分と同じくらいだ」と考えよう!
難しい問題・解けない問題があっても「自分が出来ないのだから皆も出来ないはず。解ける問題をしっかり正解しよう!」と考えよう!

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#13

6年生の下半期はいよいよ受験に向けた実践訓練が増えてきます。

そこで今回は「上手な模試の活用法」を偏差値60以上の進学校に合格された方100人に伺いまとめました。

 

①偏差値・合格率に必要以上に拘らない

・学校別オープンでない模試では偏差値に拘らず、「日頃の勉強によって何ができるようになり何ができていないのか」の抽出作業だと思ってくださいと先生にご指導いただきました。Oさん
・「小学生の場合、様々な要因によって平気で偏差値10〜15は変わります」という塾からの話を参考にしました。Nさん

 

②正答率の高い問題の正誤を重要視する

・正答率50%以上の問題は必ず正解する。そこに正答率30%程度をいくつかできるようにしておけば必ず受かるという先生のアドバイスを意識して学習をしました。Tさん

 

③結果が良かった時はオーバーに子供に伝える

・“合格率80%以上”という数字を目にしたことで自信になり、行動力が増したように感じました。Hさん
・前年度の合格域の順位だと伝えたところ、翌日から別人のように勉強に取り組みだして驚きました。Sさん
・悪かった時は「何が原因でこの数字になったのか」を理解させることで、子どもが自信をなくすことを防止しました。Mさん

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#12

面談等の際に、保護者の方から最もよくご相談を受ける内容の一つが
「どうしたら算数のテストでミスをなくすことができるのか」ということです。

そこで今回は、しどう会講師に
「 算数のテストでミスをなくすためには」という質問をぶつけてみました。
ぜひ参考にしてみてください。

 

①テストでは全て解き終わらなくても見直しの時間を作る

・「残り何分になったら見直しをする!」などの、マイルールを持つこと。
・解いたらすぐに見直す癖を。
・解いた流れをなぞるのはNG。別の方法で計算してみよう!

※上記を可能にするために圧倒的な計算力を身につけよう!

 

②テスト時間は有限。マイルールに沿いマストな問題の見直しを

テストには制限時間があるため全てを見直せるわけではない。
マイルールに沿って“見直すべき問題のみ“を見直そう!

マイルール例>>>

(1)問題を解きながら、◯△✖️などで「自信がある度」のランク付をする。
◯…自信のある問題
△…少しあやしい、自信がない問題
✖️…わからない、勘で解いた問題

(2)◯印のみを見直しする。
自信がない問題を見直ししても、そもそも自信がないのだからあまり意味がない!

 

③練習を積み重ねミスをたくさん経験する

ミスの最大の原因は「ケアレス」ではなく、練習不足だと考えます。
例えば、プロゴルファーとアマチュアゴルファー、算数の先生と受講生のミスの確率を考えた時、なぜ「上手な人」はミスをしないのでしょうか。そもそもの実力が違うからではありませんか。
テストでミスをすると「どうしたら我が子はミスがなくなるのか?」と考えてしまいがちですが、そもそも「まだミスをする実力なんだ」と考えれば納得がいくのではないでしょうか。ミスをしないレベルになるまで練習を積むのが最大の対策だと思います。

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#11

中学受験を見据えて幼少期から習い事をさせているご家庭は多くいらっしゃいます。お子様の為になり、どうせなら中学受験に役立つような習い事をさせたいと思われますよね。

今回は、偏差値60以上の進学校に合格された方100人に、どんな習い事をしていたかアンケートをとり1位から5位までまとめました。

 

5位・ピアノ

・楽譜を覚えて、両手足で異なる動作をする必要があるので記憶力がつきます。Hさん

・発表会もあり、大一番に強くなる。Uさん

・一度中断してもまた続けられる習い事です。Eさん

 

4位・英語

・ネイティブの発音が聞き取れるようになりました。Tさん

・時間の都合で小2で英語のスクールはやめてしまいましたが、中学に上がってから、英語への苦手意識がなく勉強できています。Aさん

 

3位・バレエ

・息子はバレエをやっていて、女の子の輪の中に入るためコミュニケーション能力が高くなり、集団行動ができるようになりました。Kさん

・型が多く覚えることも多いので記憶力や集中力がつきます。 Mさん

 

2位・スイミング

・体力がつき、疲れにくい体を作ることに繋がったと思います。 Sさん

・水にリラックス効果があるのでストレス発散となったようです。 Yさん

・友達と一緒に泳法を覚えるので競い合いの楽しさを知ることができた。 Oさん

 

1位・公文

・コツコツ頑張る精神力が育つと思います。Hさん

・計算力がつき、計算の基礎を固めることができます。I さん

・先取りの勉強もできるので、子供に自信がついて前向きに勉強に取り組めました。Mさん

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#10

いくつかに絞った志望校の中から実際に受験する受験校を選択する際、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか。

受験校を選ぶ際どんなことに留意されたか、偏差値60以上の進学校に合格された方100人に伺い、トップ3をまとめました。

 

『受験校の選び方』

①1月校は、必ず受かる学校を1つは入れる

・試験慣れのために受けました。Kさん

・必ず受かる学校を選び合格しておくことで、子供が自信を持った状態で第一志望の学校に臨めるので受けておきました。Tさん

 

②いろいろな結果に対応できる柔軟な入試スケジュールにする

・甥っ子の経験(甥っ子は残念ながら連日不合格となってしまい日を負うごとに自信をなくして本来なら合格できる学校もダメでした。)を参考に様々な偏差値帯の学校を受験できるよう、同日校の願書を複枚出しておきました。Yさん

 

③偏差値に捉われ過ぎない

・家庭会議で、進学後の学校生活を考えたときに、背伸びをした学校で劣等感を感じないよう、自信を持てる(校内順位で上を目指せる)学校を最終的に選びました。Hさん

 

中学受験を控える小6の皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#9

中学受験に向けて動き始めたものの、実際どんなことをやればいいのかわからないという方もいらっしゃると思います。

今回は偏差値60以上の進学校に合格された方100人に、各ご家庭で「毎日やってよかったこと」を伺い、そのT O P3をまとめました。

 

『毎日やってよかったこと』

①計算

・毎日やり続けたことで計算力がつきました。Nさん

・計算が速くなったので、テストでも苦手な問題や難しい問題に時間を割ける。Fさん

 

②漢字

・どんどん先取りができるので、小4のときには小6までの漢字をマスターすることができた。そのぶん余った時間を他の勉強に充てることができた。Oさん

・訓読みと意味を覚えることで、知らない熟語の意味を推測できるようになった。Tさん

 

③新聞

・世の中のことに興味を持ち知識や話題が増え、家庭での会話にも、社会的内容の話題が上がるようになりました。Iさん

・語彙力がついた。Tさん

・テストの文章問題に強くなり言葉や文章への苦手意識が徐々になくなりました。Hさん

 

中学受験を控える皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#8

志望校を決める際に、何を考えどんな風に決めたらいいのか、悩む方も多くいらっしゃると思います。

志望校を決める際、どんなことに気をつけ、どんなことを重要視したか等、偏差値60以上の進学校に合格された方100人に聞いてみました。

 

『志望校の選び方』

①「本当に行きたい志望校」には足を運ぶ

・学校の様子や雰囲気を子供が肌で感じることにより、入学後をイメージできます。それにより、受験に向けて気持ちが高まりやる気が上がりました。Yさん

 

②抑え校の選び方

・「小学生の場合、本人の偏差値から10下げた学校でも確実とは言い難い」という先生のアドバイスを参考に選びました。Oさん

・緊張や受験日のコンディションで、いつもの正答率に届かないこともあると考え抑え校を選ぶに至りました。Kさん

 

③同じ偏差値帯ばかりで選ばない

・ほとんどの人が同じ偏差値の学校ばかりを選び11月〜1月受験校の決定(現実との擦り合わせ)時に、候補不足に慌てるというアドバイスから、偏差値を5刻みに3段階ほどに分け、各偏差値帯ごとに、学校の特色を見て選定しました。Eさん

 

中学受験を控える小6の皆さんにとって、少しでも参考になりますように。

合格する子、させる親#7

子供が成長していく中で必要な力は、机の上での勉強だけでは育むことはできません。日々の生活に習慣として組み込むことで、勉強とともに徐々に効果が出てくるものです。

偏差値60以上の進学校に合格された方100人に「中学受験にも活かせる気をつけていた生活習慣」を聞いてみました。

 

『簡単に学校を休ませない』

・登下校があることで、生活リズムが崩れにくい。Kさん

・子供にとって学校はストレスを発散する場所です。Mさん

・学校行事は子供のあらゆる面を成長させてくれます。机の上の勉強だけが勉強ではないと考えます。Sさん

 

『自分のことは自分でやらせる』

・本人がメモを取るようになり、忘れ物をしなくなった。Oさん

・やるべきこと、やらなければならないことがわかってくるので、自分で学習計画を立てられるようになりました。Tさん

・宿題を手伝っていましたが、親の私が待つことができなかったため子供の考える力が伸びづらかったです。試行錯誤する力を育てるには、自分で考えさせなければいけないと思いました。Aさん

 

『時間やルール、約束を守らせる』

・限定することで、子供の処理能力は勝手に上がります。Yさん

・限界の見定めを、子供自身でできるようになる。Fさん

・我が家ではマイルールを作りマイルールだけは絶対に守るようにしました。Iさん

 

『どんな時もあいさつをさせる』

・会話の始まりにもなるあいさつは、コミュニケーション能力を向上させる簡単なツールであるし、挨拶は礼儀なので当たり前にさせるべき。Kさん

・我が家では、ケンカの翌日でも必ず「おはよう」とあいさつをします。わだかまりが少しリセットされ子どもが聞く耳を持つきっかけになります。Mさん

中学受験を控えるお子様がいらっしゃる皆様にとって、少しでも参考になりますように。

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