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夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#34

無我の境地とは

 

『真の自信ができれば、無我の境地に近づくことができる。余分な雑念や気遣いを振り切り、何も意識しない心を作ることが、基本である』

自分をより良く見せたい、という思いが心を曇らせる。

欲望の中に自分を置くと、自我が強く現れ世の中が見えなくなってくる。

何事も自然のまま飾らず、あるがままの自分でいることが大事。

どこにも力が入らず、あらゆることを力を抜いてすることが、達人の境地である。

そのためには自分をなくし「無我」を目指すことだ。

無我の境地こそ悟りの最終形であるが、これがなかなかむずかしい。

 

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#33

人を恨んではいけない

 

『恨みや妬みや憎しみは我が身を亡ぼすことが多い』

人を恨むことはマイナス思考の極みである。

人を恨んだり憎んだりする時間に、もっと前向きな建設的なことを考える方が有利である。

恨みや妬みや憎しみは、我が身を滅ぼす。

恨みや妬みは負の感情であるが、誰にでもあるものだ。だから自然にこれらの感情が出てくるものだ。しかしこの負の感情は君たちにとって何の役にも立たない。これらの感情がでてきたらさっさと頭を切り替えた方が良いに決まっている。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#32

損すること、人を許すことの大切さ

 

『能力より度量。大きな心を持って努力をしよう』

損して得取ることこそ、大成功の秘訣。

損することと人を許すことは同じ。

今、損をしても、十年後に大きな得をすることが読める。

損すること、人を許すことが幸せを招く。このことは余裕が生まれると自然にできるようになる。

度量が大きいことは、幸せに生きるための最大の要素。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#31

ある相場師の話

 

昔、腕の良い相場師がいた。彼は株ばかりでなく、小豆や麦などの商品相場でも大儲けをしていた。彼の勘は鋭く、彼が買うものすべてが値を上げ、彼の得るものすべてが値を下げた。だから人々は、彼の買うものを真似して買い、彼が売るものを真似して売った。いわゆる提灯買いだ。

彼は有頂天だった。すべてがうまくいき、順風満帆の人生が送れるかに見えた。

しかし、運命のいたずらか、ある時を境に、彼の買う株式も商品も、すべてが今までとは違って、全く値を上げなくなってしまった。それどころか、次々と値を下げ彼は大損してしまった。しかし彼には、今までに築き上げた莫大な財産があった。彼は自分の勘と経験を信じてさらに相場を張り続けた。すると神様の味方か、再び相場は上がり始め儲かりだした。しかしこれも長くは続かず、一進一退を繰り返すうちに、さしもの伝説の相場師は資金も底をつき、枯れ果ててしまった。

彼は友人や知り合いから多額の資金を借りて相場に戻ったが、結果は変わらなかった。

彼は全財産を失っただけでなく、莫大な金額の借金まで背負うことになってしまった。

そして、失意のうちにその人生を閉じることになった。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#30

賭け事

 

『賭け事は長い間やれば、必ず身を亡ぼす』

基本的には一か八かの勝負はしてはいけない。

余裕のある時だけに遊びでする以外は、賭け事はすべきではない。

賭け事は全体局面を読み、手堅くしたものの勝ち。

上げは二割で見切り、下げは一割で見切るのが相場の鉄則。

余分な欲を出さずに、勝ち逃げすることが大事。

賭け事で得たものを蓄えることができれば一級だが、誰もできない。

賭け事には誰もがはまる落とし穴が隠れている。損をすればそこで終了できるが、儲かった場合が厄介である。儲かると、いわゆる「美味しい思い」が忘れられず、深みにはまっていく人が多い。これが賭け事の誰もがはまる罠である。

 

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#29

大勢を読み取る

 

『細かなことに気を取られず、重要なことを見逃さない』

物事の大勢を把握して優先順位をつける。些細なことの何万倍も大事なことが多い。

細かなことを百回するより、大事なポイントを一回で抑える。

大事なことを見極めるには細かなことに目をつぶれ。

雑音が多いと、大切なことを聞き逃すことがあるから注意せよ。

物事の優先順位は、常日頃から決めておく方が良い。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#28

人生に福をもたらすもの

 

『プラス思考、勤勉、健康の三つが人生にとっては大切な要素である』

人を認める、人をほめる___人を非難してはいけない。非難や批判の気持ちがあっても黙って推移を見守るようにしよう。

恩を着せない___恩を着せなければ何があっても腹が立たない。

不平不満、愚痴を言わない___愚痴は自分に跳ね返ってくるから、言うだけ損である。

独占せずに分け合う___分け合うことがリーダーシップの原点である。

細かくなりすぎない___人の力を借りることが人生には必ず起きる。その時のために人を育て面倒をよく見よう。

勤勉である___働き者であることが成功者の基本。

実行が早い___素早い動きと実行、これも成功者の必要条件。

人を当てにしない___基本的に人のやることを当てにしてはいけない。

物事を良いほうに考える___この方が間違いなく楽しく人生を送ることができる。

健康に生きる___健康は全ての基本。暴飲暴食、喫煙、不規則な生活は注意せよ。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#27

人生の大病

 

『人生で大きな失敗のもとになるものは「油断、傲慢、怠惰」の三つである。人生では絶頂期に悪い種ができ、困難低迷期に良い種ができるものである』

意地を張る___我を通す、人のアドバイスを聞かない。これも傲慢の一つである。

威張る___傲慢である。人に冷たい。自分ばかりがいい思いをするのが当たり前になる。

借金をする___実力以上の借金は命取りになることが多い。借金は実力を忘れ、自分の力を過信させることがあるから要注意。油断のもとにもなる。

分け与えない___人に分け与えない、自分を中心に考えて全てを独占してしまう。これでは人は付いてこない。

騙す___悪意を持って人に接する。努力しないで良い結果を得るのは怠惰の一種。悪意がなくとも、人を騙すことにならないように気を配る必要がある。

怠ける___自分の責任を全うしない。勤勉ではない。少しずつの油断や怠惰が大きな失敗につながる。怠けは習慣になるから注意すべきである。

諦める___弱音がすぐ出る、責任を人のせいにする、失敗は成功のもと。失敗しても諦めなければ、それは必ず成功につながる。諦めない限り失敗にはならないのだ。

油断する___用心を忘れる、周りの人がすべて良い人だと思う。状況判断が甘くなる。

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#26

嘘が本当になる話

 

嘘にはいろんな嘘がある。嘘も方便というような嘘、自分の身を守るための卑怯な嘘、自分の希望や夢を嘘のように語る大ボラなぢ様々だが、ここでいう嘘とは最後の大ボラの話だ。

健介の友達に周平という少年がいた。明るく活発な子でいつもおもしろいことを言うので、周平と遊ぶのが健介も好きだった。ある時周平が健介にこんなことを言った。

「この前、じいちゃんの家の畑で小判が見つかって、大勢の大人が見に来たんだって。なんでも江戸時代の珍しい小判で、その一枚だけで自動車が買えるんだってじいちゃんが言っていたよ」

「へー、すごいなあ。春に菜の花でいっぱいになる畑だね」

健介はその畑で今までも何度か遊んだことがある。

「そうだよ、あそこだよ」

健介はとてもうらやましかった。健介は埋蔵金発見の話や、恐竜の化石を見つけた話が大好きだった。だから周平の話を聞いて、自分の身近で現実にこんなことが起きたということがうれしいし、うらやましかった。

「小判見せてくれる?」

「じいちゃんが箱に入れて持っているよ」

周平は素っ気ない返事をした。それから数日後。健介は学校の帰りに周平の家に寄ってみた。周平はいなかったが、姉の悦子がいた。

「畑で見つかった小判を見せてください」

健介の声を聞くと悦子は急に笑い出した。

「小判じゃないわ。寛永通宝という銅銭よ、見つかったのは」

そう言いながら悦子は、マッチ箱に入れてある銅銭を見せてくれた。

「周ちゃんから聞いたんです。ありがとうございます」

翌週の土曜日の放課後、このことで周平は健介に一つの提案をした。

「健ちゃんなあ、絶対あるんだよ。あそこに小判が」

「それじゃあ二人で探そうよ」

健介と周平は、学校の潮干狩り遠足でもらったスコップと熊手を持って畑に向かった。

一時間、二時間、夢中で掘った。しかし何も出てこない。でも二人とも帰ろうとは言い出さなかった。何も出てこないのに何か楽しいもの、ゾクゾクさせるものがあった。今に見つかる子もしれないという期待感が二人にいつまでも土を掘らせた。

二人のお腹がグーっと鳴り出した時だった。

周平の熊手がカチャッと何かに当たった。小判だと思ってみると熊手の先には何枚もの銅銭があった。がっかりしたが二人のスコップを持つ手にはますます力が入っていた。子供にとって銅銭だって最高の宝物だ。

もう空腹感なんて二人にとってはどこかに飛んで行ってしまった。それどころかその二十分後には健介の熊手になんと本物の小判がかかっていたのだ。続いて周平の熊手も小判をとらえた。もう何が何だかわからないほど興奮する二人の少年の拾った小判は、これだけではなかった。この後、半日がかりで、全部で十五枚の小判がザクザクと出てきた。新聞記事にまでなる大騒ぎになった。

「本当の小判を取っちゃったね。夢みたい」と健介は思った。

周平は得意げに言った。

「なあ、言った通りだろ?」

夢を叶える男の子の育て方(うまのブログ)#25

自己成長とその意欲

 

『こんな人になりたいという目標を持つようにする』

 

人には成長する人としない人がいる。年齢が増えても中身が変わらない人も多い。成長する人は年齢と関係なく伸びてゆく。成長しない人はいつまで経っても同じことを繰り返しているものである。

その決定的な違いは、意欲の有無と自分自身の向上心である。向上心を支えるものは、その人の環境や、夢やチャレンジ性である。いずれにしても目標を立てることは大切である。

自己成長できる人は、建前や見栄を気にしないで、自分に真の実力をつけようとする。とにかく本物を目指すことが何より大事である。

目標や夢を持つと自己成長しやすくなる。だから夢や目標や理想はチャレンジ性の元となり、大事なことである。何をしたいか、どんな人物になりたいか、そしてどんな人生を送りたいかを、若いうちに考えておくことはとても重要なことだ。人生の目標が若い時からできている人は、迷わず道を突き進むことができる。

人を認めること、人から認められることが自己成長を促す。だから認めてもらうように努力することが肝心だ。

ほめられる、頼られると人は必ず成長する。だからほめられるような人になりたいと思い、精進することが自分自身を向上させるものだ。